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メールマガジン 第2055号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
   ・・・・・・━ 第2055号 ━ ・・・・・・

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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

バックナンバーは、以下のサイトで検索出来ます。しかし最新号の反映は、毎
月1回を予定しており、直近号が検索されない可能性がありますのでご注意下
さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/  

人生で最も手軽に手に入れられる喜びは読書です。以前配布していた、「良書
リスト」に最新の良書を追加し、合計で130冊となった、「新良書リスト」を
希望者に配布しています。以下サイトからダウンロードして下さい。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/

過去このリストを受け取った方からは、「メチャメチャ面白い本がたくさんあ
りました!」と言うコメントをたくさん頂いているモノですので、是非リクエ
スト下さい。
(リストをご依頼頂いた方には、今後しょ~おんからお得なご案内を差し上げ
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◆ 今日の前フリ ◆◇

質問を募集します!と書いたところ、2名の方から頂きました。
えっと、5万に以上も読者さんがいて2名だけなんだ・・・

もうちょっと様子を見て回答を用意しようと思います。


さて8月という事で、この時期は先の大戦について色々考察をする事が多いんで
すが、そこで飛び込んできたのがこのニュース。


朝日新聞、慰安婦問題で一部反省 吉田証言「虚偽と判断し記事取り消します」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140805/plc14080510230007-n1.htm



結局、今の日韓関係の悪化ってこの捏造記事がきっかけになっているんですわ。
この記事が出る前までは、韓国では誰も従軍慰安婦なんて問題にもなっていなか
ったし、当然外交問題にもなっていなかったんです。

この記事が出た時にも、こころある人は記事の信憑性を問題視していましたし、
ソースについて検証が必要だって言ってたんですよ。

ところがこれが繰り返し報道され、充分な検証もないまま事実であるかのように
認識された結果、今のような事態にまでなってしまったと。

これ以前にも朝日は、本田勝一というジャーナリストを使って、『中国の旅』と
いうほとんど捏造とも言える歴史報道をした事があります。この著作がきっかけ
となって南京大虐殺やら、百人斬りなんてデマが広がったわけで、つまり朝日は
日韓関係だけではなく、日中関係の悪化にも一役買っている(どころか主役を張
っている)わけです。

そんな朝日がようやく捏造を認めた(認めざるを得ないくらい杜撰で、ツッコミ
どころ満載の記事だった)というのは日本にとっては良い事なんでしょうが、こ
れまでに失われた国益の大きさを考えると、この程度の訂正記事で済ませて良い
のか?と思います。


あの戦争は確かに愚劣で、冷静に考えたらやる前からこういう結果になるのは分
かっていたやるべきでない戦争だったのは間違いないと思うんですが、その事と
戦争犯罪をでっち上げて国及び国民を貶める報道をしても良いかという問題は全
然別ですから。

歴史とは事実でカバー出来るモノは事実のみを拾い集めて、これを考察し、批評
すべきで(もちろん井沢元彦氏のように、事実でカバー出来ない部分については
当時の習慣、嗜好、常識を加味してこれを補うというのはアリだと思います)、
自分にとって『こうあって欲しい』という結論から事実を捏造したり(それが今
回の話)、我田引水的に良いところ取りをするのは問題なんですよ。


私もこのメールマガジンで様々な論を述べていますが、事実がよく見えないモノ
については判断を保留しています。例えばあの福島の原発事故での放射能の影響
範囲です。たしかに恐ろしい量の放射能が拡散したはずなんですが、果たしてコ
レがどの程度人体に悪影響を及ぼすのか、というのは今分かっている事実からで
は判断出来ないんですね。だから私はこれを理由に『原発を止めろ』と言った事
はないのです。ま、拡散した放射能以外の部分でいくらでも原発を止める理由は
存在しますから。(もっと言えば、事実が分かるのは10年後、20年後の未来でそ
の時には誰も責任を取るヤツがいないという構図がこの問題にはあるんです。そ
してそれって日本の公害の歴史とウリふたつなのです)

これは逆に言えば、そういう事実の積み重ねを妨害、阻害するような記事の存在
には反対をするという事です。


この考え方はビジネスにも応用出来て、物事を判断する時には、事実と感情を天
秤に載せて結論を出そうとしているのだと意識するべきなんです。そうすると、
事実はどこまで集まっているのか、判断に必要なだけこれが存在するのかと思考
する事が出来るんです。これが無い時ってほとんど感情に揺り動かされて決断し
ていると考えて間違いありませんから。


こうやって一拍おいて、引いた目線で思考するというのが、『冷静に考える』と
いう事なのです。


とはいえ、この『事実を集める』という作業が言うほど簡単じゃ無いんですよ。
特に人からの口伝って、その人の感情がモロに投影されているものですから。

つまり、誰の言行を採るのかというのが、あなたの未来を決定づけるわけですね。

会社が傾くのは、アテにならない人の言行を信じて(別な言い方では『口車に乗
って』)施策を決めたからだというのが良くあるパターンですから。

私も過去何度もそういう煮え湯を飲まされて来ましたし、逆に、素晴らしい情報
に救われたりもしました。こればっかりはこういう経験を何度も積まないと、判
断の精度を高められないんでしょうね。



☆ 読書の楽しみとは

創刊当時から幾度と無く、「読書は大事だよ~」と言い続けた結果、ようやく読
書を楽しむ人の輪が広がって来ました。これだけでもメールマガジンを書いてい
て良かったなあと感じたりします。

でも大方の人にとっては、


  ■ 別に本なんて読まなくても何も困らないしねぇ~


という感覚を持っているのも痛いほど感じています。

私が読書にハマったのは、高校を出てしばらくしてからです。
当時はバイク便のバイトをしていたわけですが、そこで知り合った先輩がなかな
かの読書家で、仕事の合間に文庫本をいつも開いているようなそんな人でした。

私よりも幾つか年長だったのですが、その人がたまたま読んでいたのが良書リス
トにも入っている


竜馬がゆく (新装版) 文庫 全8巻 完結セット

http://www.amazon.co.jp/dp/B003U2S5RU/ref=nosim/?tag=jiateng4-22


だったのです。

当時の私はマンガは読んでも、本は読みませんでしたから司馬遼太郎の名前すら
知りませんでした。

そんな状態で、手探りで本を読み始めました。とはいっても、最初は雑誌からで
す。当時はバイトがバイク便ってことでバイクについての雑誌なら抵抗感が少な
いだろうと考え、バイク雑誌、ライディングに関するテクニック本、都内のネズ
ミ捕りマップや、抜け道マップ、さらには道路行政に関する書籍と少しずつ幅が
広がって来ました。

この頃は、手に入れた知識が活用されて実利が発生するということに喜びを感じ
ていました。
特に仕事柄、交通違反で捕まったりした時にどう対応したら良いのか、グレー
ゾーンで捕まった場合にはどう反論したら良いのかについては実際に役に立ち、
本の威力を見せつけられたような気がしました。

ところが敢え無く免許停止処分になってしまい、仕事は出来なくなりました。
そうなると暇で暇で仕方が無いんですよね。

しかも唯一の足であるバイクにも乗れないわけですから、家にじっとしていなき
ゃなりません。
当時は自分の部屋にテレビもなく、当然今のようにネットもありませんから、本
当にやる事が無くなっちゃうんですよね。もう退屈で死にそうになった時に、イ
ヤイヤ仕方なく、渋々手にとったのが「竜馬がゆく」だったのです。

ところが当時の私の知識ではこれがつまらないんですよ。
だいたい文体が硬いし、単語も難しいし、辞世の句なんて言われてもそれが何を
意味するのかすら理解不能でした。ですから、最初の1巻を読み終わるのに相当
時間がかかりました。ただ当時から目端が利いていたのはそうなるだろうと思っ
ていて最初から全巻買っていたことです。つまり買っちゃったんだからもう逃げ
られないよね、という状況に自分を追い込んでいたわけですね。


その後仕事に復帰し、この全巻セットは積ん読状態になります。難しいのでつい
て行けなくなったわけです。でもやっぱり本は読まなきゃダメだという意識はど
こかにあってそれで手にとったのが


どてらい男 第1巻 立志篇

http://www.amazon.co.jp/dp/4041522013/ref=nosim/?tag=jiateng4-22

(もう絶版になっていて全巻手に入れるのは難しいので興味ある人は図書館で借
りてください)


だったのですが、これがすこぶる面白くて、当時は速読も出来ないのに1日12時
間連続で読み耽って2日で全11巻を完読してしまいました。

たぶんこの時に、脳みその中で何かがスパークしたんだと思います。
物語というのはこんなに面白くて、人をワクワクさせてくれてそして勉強にもな
るものなのかと驚いたのです。


ところがそんな面白い本って簡単に見つからないんですよね。
一応有名な小説をいくつか読んでみたんですが、これがどうもピンと来ない。

その頃には失業しちゃってお金が無くなっちゃったので、新しく本を買うことも
出来ない状態になってしまったので、本当に仕方なく積ん読になっていた「竜馬
がゆく」を泣く泣く読み返しました。


この時にラッキーだったのが(別にラッキーじゃ無いとも言えるんですが)、と
にかく暇だけは有り余るくらいあったということです。そして他にすることが無
かったので、なかば意地になって毎日30ページは読もうと決めてもう一度トライ
したんですが、面白くなってきたのが5巻あたりからです。

ここでようやく著者の文体にも馴染みが出てきて、何となく時代背景とか、主人
公の坂本龍馬の目指すところが分かってきて、今まで苦痛を感じていたのがだん
だん面白くなってきてストーリーに没頭出来るようになりました。


読書が好きなるかどうかの最後のところって、ここまで辛抱できるかどうかじゃ
無いかと思うんです。

私の場合たまたまどうにかそこまで辛抱できたわけですが、そうなるともう止ま
りません。やっぱり難しいんでそれでも結構時間はかかったんですが最後の2巻
は2日で読めました。最後に龍馬が死んで、明治以降のエピソードになるあたり
ではまさに魂が揺さぶられる感覚を体験しました。

この本はその後の半年で10回位読みなおしたと思います。

志ってどういう事なのか、人間に生まれてきた意味って何なのか、自分はこれか
らどうやって人生を過ごしていくべきなのかという重たいテーマを無意識に考え
るようになりました。

これもまた読書の楽しみだと気付いたのはもうちょっと後の話です。

読書というのは、自分では未知の体験をしたことが無いような事項を脳みその中
で空想、妄想出来るという事です。大げさに言えばその人の人生が、心の動きが、
思考回路が、一時的にコピーされて自分自身に乗り移ってくるという事です。

人は何もしなければ、人生は1回こっきりですが、本を読むことで10回分でも20
回分でも好きなだけバーチャルに(仮想世界で)体験できるのです。

その意味では、本があまり好きではないという人には、人物にフォーカスを当て
た小説やノンフィクションをオススメします。その人の一生をリアルにイメージ
出来て、そんな生き方に共感できるようなストーリーを選ぶと自然に本が好きに
なると思うのです。


まずは、


  ● 本って面白いんだねえ


と思える体験を積み重ねる事を目標にすると良いと思うんですよ。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
☆お問い合わせ:melma@bc.iij4u.or.jp
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
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