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メールマガジン 第1816号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
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し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
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◆ 今日の前フリ ◆◇

地域によっては今日からお盆入りですね。
我が家も今日迎え火を焚いて盆の入りをやろうと思います。


お盆がやってくるという事は、全国的に戦争に関する話題が増える時期でもあ
ります。
今年も首相は靖国神社参拝をしないみたいですし、これがまたニュースにもな
りそうです。

私は8月15日を「終戦記念日」と呼ぶ事にそもそも違和感を持っています。

終戦は勝とうが負けようが、どちらの国にも訪れるわけで、それは記念するよ
うなイベントじゃありません。

ちなみにアメリカは今でも(日本では報道されませんが)日本時間の8月15日を、
Victory over Japan Day (対日戦争戦勝記念日)って呼んでいるって知ってま
した?


彼らは68年たった今でも、「戦勝記念日」って言っているんですよ。

しかし負けた我々は、勝ち負けを明確にせず、ただの自然現象であるかのよう
に、「終戦記念日」って言っているんですね。

私は常々、あなたが普段何気なく使っている言葉が重要だと言っているんです
が、この彼我の差を感じずにはいられません。


日本が負けたという事を否定する人は一人もいないのに、これを敗戦ではなく
終戦と言いくるめるそのメンタリティーに現代日本人が持つ病巣を感じるんで
すがみなさんはどう思われますかね?


戦争の悲惨さをいくら報じても、あの戦争を冷静に、そして冷徹に分析せずに、
感情論で「かわいそう」、「大変だった」、「辛かった」と言っても未来には
活かせないと思うんですよね。


いま話題になっている憲法問題だって、戦争に負けたからこうなったわけです
し、沖縄が未だに蹂躙されているのも発端はあの戦争にあるんです。

戦争に負けるというのはそういう事なんです。

だから、あの戦争をしっかり見直すという作業は重要だと思うんです。


という事で、今日から4回に亘って今次大戦について私が調べて分かった事を綴
ってみたいと思います。


これを読んで、学校では習わない歴史を知ってもらえたらと思います。


☆ なぜ日本は戦争をやったのか

この時期になると、ヒマさえあれば考えてしまうのが、


  ● もしあの時代に生きていたら、どうすれば戦争にならなかったのか?


というテーマです。

そしてこれを考えるという事は、


  ● なぜ日本は戦争に突入してしまったのか?


を考える事と同じです。

そんな事を考えても仕方ないジャン、とか、もう終わった事だとか、今の平和
憲法の下では戦争は起こらないんだから良いジャンという意見もあるでしょう。


でもこういう事を考えておかないと、いざという時に正しい行動が出来なくな
るんじゃありませんかねぇ。当時でも戦争をなんとか回避しようとした人がい
たにも拘わらず、結果として回避できなかったわけですから。


この平成25年のいまがきっかけで、近い将来戦争が起こるかも知れないんです。
平和憲法があったって、そんなモノは人間が作ったモノですから変えたり、軍
政になったら無視したりする事も出来るんです。

世に護憲派を自認する人は多いんですが、護憲派イコール戦争否定派だとする
のなら、「戦争反対!」ってお題目を唱えているだけでは戦争を回避できない
という事を認識している人はあまり多くありません。


ちょうどこの時期は、1年のうち戦争について語られる事が多いので、おさらい
の意味も含めてあの戦争を考えてみたいと思います。

ところがあの戦争って関係者(国)がたくさんあって、紐解くのは容易ではあ
りません。
そもそも、「あの戦争」がどの戦争を指すのかすら、人によってバラバラです
よね。
それくらいあの頃は戦争が身近だったとも言えますし、世界中でドンパチやっ
ていたという事なんです。


日本は日露戦争に辛勝してどうにか世界の一流国と認められるようになりまし
た。
念願だった不平等条約も、日露戦争に勝った結果全て改正されたんですね。
日露戦争に負けていたら、治外法権も関税自主権も取り戻せなかったですし、
満州の権益も、日韓併合も幻だったでしょうし、もしかしたら北海道もロシア
の領土になっていたかも知れません。

ところが実際には満州はおろか、樺太の半分も日本のモノになってしまったん
ですね。

それくらい戦争というのは、勝ち負けの落差が大きいモノなんです。


それを一番痛感していたのは時の為政者でしょう。彼らは、


  ● 戦争というバクチに負けたら国が潰れてしまう


事を正しく認識したはずです。
そして同時に、


  ● 戦争に勝てばたいていのモノは手に入れられる


とも考えたはずです。

なんたって、たった50年前にはちょんまげを結って、刀を振り回していた民族
が、今やアジアの盟主、世界の一流国になったわけですから。


ちなみに為政者だけじゃなく、国民もこの状況を熱狂的に、それこそ熱烈大歓
迎をしたんですよ。
この状況というのは『自国が戦争で勝つ事』をです。


日露戦争なんて、国民はロシアに大勝利を収めた、よって樺太全土は当たり前、
さらに賠償金をたんまりもらえるって妄想していたんですから。
それを煽りに煽ったのが、当時も今も相も変わらず日本人を地獄に導く道先案
内人であるマスゴミです。


ところがポーツマス条約で賠償金ももらえず、辛うじて樺太の南半分だけがも
らえる事に決まったら、日本中で大騒ぎになったんです。


状況を知らないバカマスゴミは、


  ■ 条約締結反対!戦争継続!!


を叫び、世論を煽った結果、日比谷公園では焼き打ち事件が起こる始末です。
これによって死者も出たんですよ。
ところが今に至るもマスゴミはこの時の自らの言動を反省する事も謝罪する事
もありません。


実際には日本は戦争を継続する力なんて全く残っていなかったのです。
なんたって国家予算の数年分の国債を海外で発行していて、そのお金でどうに
か戦争が出来た状態だったんですから。政府としては、


  ● 負けじゃないのならどんな条件でも呑んで戦争を終わらそう


って考えていたんですから。

だからこのポーツマス条約を締結した小村寿太郎が日本に帰国したら国賊呼ば
わりされて大変だったんですよね。


当時の日本人は、みんな戦争大好きだったんです。
戦争をやって戦争に勝って、領土を獲得してそこでビジネスを起こして一儲け
して、そのお金でさらに軍備に投資して次の戦争をやって・・・という事をみ
んなが妄想していたのです。

そしてその結果、日本では軍人がドンドン増えてきたんです。

ところがこの軍人ってどこからやって来るかご存じですか?

赤紙が来て兵隊に取られるようになったのは、第二次大戦の末期で、それま
ではほとんどが志願兵だったんです。特に海軍は全員が志願兵で、無理矢理
引っ張って行ったのは陸軍なんですよね。

でこの徴兵制ですが、これには長男は除外されていたんです。
長男は跡継ぎだからという理由でね。
その結果、兵隊になるのは農家の次男、三男が多かったんです。
ちなみに、志願兵もこれは同じです。

彼らは元々田畑をもらえない人達で、どうにかして自分の力でご飯を食べなき
ゃならない人達なのです。
ところが彼らは学校にも行っていないし、そもそも今のように自由に仕事を選
べるような環境にありませんし、移動の自由すらなかったんです。

そんな彼らを受け入れてくれるのは軍隊しかなかったんですね。

そして軍隊に入れば毎日3回、白いお米が食えるのです。

これまた当時の人から見たらものすごく好待遇の話なんですよ。


今は日本がとっても豊かになりましたから、誰でも(それこそホームレスで
も)白いお米を腹一杯食べられますよね。
ところが当時の日本で白いお米を毎日食べられるのは相当なお金持ちだけだっ
たんです。

今はお米ってビニール袋に入って5キロとか10キロという単位で売っていますが、
明治時代のお米屋さんでは1合単位で売っていたんですよ。知ってましたか?

お米を1合だけ買うのは手間暇ばかりかかって面倒じゃないかって?
そりゃそうなんですけど、手元に1合分のお金しか持っていなければ、5キロも
買えないですよね。

1日働いて手にしたお金で2合のお米を買って帰り、これを家族みんなでおかゆ
にして食べるというのが、中の下クラスの一般的な生活だったんです。

だから下層階級の人達は、白米なんて正月くらいしか食べた事が無かったんで
すよ。


そういう人達に、軍隊がリクルートをしたわけです。兵隊になれば毎日白米を
食えるぞってね。これが如何に魅力的なオファーだったかは、ひもじい思いを
した人でなければ分からないかも知れません。


なんで軍人の話をしているか分かりますか?


彼らもまた日本の世論形成に大きな影響を及ぼしたからです。

こうやって徴兵に行って軍事教練を受け、心身ともに帝国軍人になって、場合
によってはそれで戦争に行ったりするわけです。そんな彼らが退役軍人になっ
て田舎に帰ってきたらどうすると思いますか?
まさか故郷の人達に、


  ■ 軍隊なんて最悪!!絶対に行かない方が良いよ


なんて言うわけがないんです。

軍隊が自分という人間の拠り所でもあり、それに誇りも持っていますから、軍
を礼賛するような話をするに決まっているんです。そもそも田舎にはそれ以上
に魅力的な仕事なんて無いんですから。

それを見越して軍では在郷退役軍人会を各地に作ってネットワーク化して、軍
の美化とリクルーティング活動に利用するようになったわけです。


だから当時の日本人の多くが戦争賛成って気分を持つようになったんです。

そしてこのマインドが仕組みと共に明治、大正、昭和と続いた結果、国民が脳
死状態になって戦争の是非を冷静に議論出来なくなってしまったんです。


これがこの間の戦争が起こってしまったひとつの要因です。

つまり被害者である国民の側にも、戦争賛成者がたくさんいて、仕組みとして
そういう人を増やす構造が出来ていたという事。
もうひとつは、社会が、そして日本の経済が、色々な面で軍隊依存になってい
たという事。
ハッキリ言えば、軍が大きな産業だったんです。

人にとっては大きな就職先ですし、そこでは毎日腹一杯白米が食える。
社会にとっては軍需産業が研究、開発、製造にお金をばらまいてくれる。

つまり軍隊が存在する事によって「美味しい思い」が出来る人達が日本中にい
たんですね。
そういう人達が反戦を叫ぶわけがありませんし、そういう人達が社会の上層部
に広がって行って権力を持つようになると、さらにこの流れが加速するように
なるのは当たり前の話です。


昭和に入ってからの日本というのは、そういう流れというか構造が成熟化され、
空気のような存在になっていたという事を今の我々は知っておく必要があるの
です。


ここまでが日中戦争、太平洋戦争が起こる前までの話です。

戦争がなぜ起こったのかを考える時に、このふたつの戦争の事だけを振り返っ
ても何も見えてこないんです。

戦争の背後にある目に見えない存在(それが空気のような存在という意味で
す)が何だったのかを知っておかないと真実は見えてこないのです。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
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佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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