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メールマガジン 第1787号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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◆ 今日の前フリ ◆◇

まずは課題図書の優秀賞の発表です。

6月はちょっと少なくて20人の方がカキコして下さいました。
やっぱりちょっと難しかったんですかね。締め切りを超えてから書いた方がず
いぶんいらっしゃいました。
(締め切り後の投稿も全部読みますが、優秀賞の対象からは自動的に外してお
ります)


今回は6冊セットの最初の1冊をご紹介したんですが、すでに全部買って勉強し
ているよという人が何名かいるんですね。

そうそう、本というのはシリーズ物は全部読むのが基本なんです。

という事で、そういう人の中から選んでみようと思い立ち(私の独断と偏見で
選んでおります)、じっくり読み返した結果、今月は「omieakanat」さんに差
し上げる事にしました。初受賞おめでとうございます。


『この本を読んだら、頭の良い人の頭の使い方が分かりました』というコメン
トがステキです。
そうなんですよ、頭の良さって実は論理力なんですよねぇ。


そして7月の課題図書は、


不平等が健康を損なう

http://www.amazon.co.jp/dp/4535982376/ref=nosim/?tag=jiateng4-22


です。
我が家では家人がこの本にはまっています。
とりあえずご飯の支度をしてから本を読もうね、って事で早く読み終わって欲
しいなぁと思っているワケです。(笑)




☆ 田舎暮らしを始めた顛末

私は生まれてから東京、横浜に長く住んでいて、仕事もずっとこのあたりでし
た。
人生に於いて2回の留学中以外はずっと実家で暮らしていて、日本では一人暮ら
しの経験すらありません。

バイクに乗って旅に出るのは好きなのですが、いつも行くのは東北方面で(バ
イクが旬なのは夏ですから、夏に暑い地方に行くわけがないんですね)、関西
方面は名古屋が一番西という感じでした。

親類縁者も、関西さらに西の中国四国、九州には全くいません。

初めて仕事で大阪に行ったのはクレーム処理のためで、滞在は5時間だけ。
九州にも行きましたがこれは1泊だけ。

つまりどこからどこまで行っても、関東エリアでしか暮らせない人間なのです。
(家人も私と同様で、関西方面にはなんのコネもありません)


そんな私が、田舎暮らしをしたいなぁと呟くようになったのは4年くらい前です。
当時はまだサラリーマンだったので、『ま、とりあえず願望をクチにしてみ
た』というレベルでの呟きです。


そうそう、話はズレますが願望はハッキリと口に出して、紙に書いておいた方
が良いですよ。いつの間にか叶っていますから。特に『自分以外の全て』が助
けてくれる人にとっては、言葉にして言って書くだけでほとんどの事が叶うは
ずです。


閑話休題。

そうしてから1年くらいは何も起こりませんでした。
たぶんこの間に、『私以外の全て』が私のクチにした事を現実にするためにウ
ラでシコシコと動いていたんでしょう。


機会は結婚して1年も経たない頃に突然やって来ました。

ある事があって、サラリーマンを辞める事にしたんです。

会社を辞めるという話を身近な人にしたら、何人かの方から転職のオファーを
頂いたんですが、サラリーマンを続けていると時間が自由にならないので全て
お断りしたのです。

もちろん辞めたら時間はふんだんに出来るようになりましたが、経済的には危
険が一杯になりました。

で、初めは横浜の家を売って、ローンを精算して、残ったお金プラス今までの
貯金で細々と野菜やお米を自家栽培していれば、辛うじて食えるんじゃない
の?という甘い希望的観測で田舎暮らしを検討し始めたのです。

田舎は過疎が進んでいる、つまり家は余っているはずだし、地価も安いから家
賃だって安いに決まっている、と考えて色々なリサーチをしたわけです。

たしかにこっちでは一軒家の賃貸が月に5万円以下で見つかりますからね。

とはいえ、親が残してくれた土地も含めた、横浜での30年以上の生活をポイッ
とするには相当の踏ん切りが必要なんですね。

ひと月くらいグダグダとああでもない、こうでもないって頭の中で考えていた
わけです。


そこで起こったのがあの3月11日の大震災なのです。

これ、私的には、


  ● おらおら、早よ行動せんかい


っていう神様からの信号だと思いました。

その月の終わりには家人と車で全国ロケハンの旅に出ました。

家人と話し合う中で、


  ▼ 田舎でも寒いところ、雪下ろしが必要な地域はイヤ

  ▼ トイレだけは水洗でなきゃイヤ(他の事は多少は我慢する)

  ▼ 人々が閉鎖的なところはイヤ

  ▼ 過疎が進行して生活があまりにも不便なところはイヤ

  ▼ ネットがある程度の速度で繋がらなきゃイヤ

  ▼ 飛行場、もしくは新幹線の駅まで気軽に行けるところが良い

  ▼ 畑や田んぼが出来なきゃイヤ

  ▼ もちろん景観が美しいほど良い


という条件がある事が整理されました。

で、畑や田んぼなんてやった事が無いので、そういうリサーチを含めて行って
来たのが香川県の小豆島だったのです。

ここで農家民宿のような事をやっているところに3泊くらいして、畑を借りる経
緯や、注意事項、作ったモノをどう捌いているのか、有機農法ってどういうモ
ノなのかを色々伺い、且つ草取り、堆肥作りの実習をやらせてもらいました。


同時に東京で売っている、『田舎暮らしの本』という雑誌で当たりを付けた売
り家、借家を見せてもらうべく、地元の不動産屋さんに連絡をしていたので、
そちらからも物件を探しました。

これで回ったのが岡山県、兵庫県、広島県です。

このあたりを20件くらい見て回りましたかね。どれも帯に短したすきに長しで、
スゴく良いなぁというところは実はネットが繋がってなかったり(今時ダイヤ
ルアップはあり得んでしょ)。


ま、一度目のロケハンだからここで決まるわけ無いよね、なんて言いながら岡
山県内のある国道を走っていたら、ものすごくステキな風景が目に飛び込んで
きたのです。

この景色キレイだねぇなんて言いながら車を走らせていたら、家人も同様に感
じていたようで、ちょっと脇道に外れて町を見てみようという事になりました。

国道を外れて集落がありそうな方向にハンドルを切ると、町の施設のような建
物が見えたのでとりあえずここに車を置いて町を歩いてみようという事になっ
たのです。

これがその町の文化センターという建物で、中に入ったら25メートルの温水
プールがあったりします。

さすがに田舎はこういうハコモノに金を掛けるんだねなんて言ってたら、その
プールの管理をしていたおばちゃんが話しかけてきました。


話しかけるって言っても、あっちの目的はプール利用の勧誘です。
私たちは通りすがりの旅人で、月額3000円でプールに入りたい放題って言われ
ても食いつくワケがありません。

で、


  ● 実は私たち、移住先を探す旅で来ているんですけど、このあたりは売
    り家とかの物件はどこに行けば情報がありますかね?


って話をしたら、教えてもらったのが地元の建設会社さん。
『ここはええ人で、物件もたくさん知ってるからここに聞きに行けば良い』っ
て事で電話番号を書いてもらったわけです。


図々しくも、そこの電話を掛けて、こちらの主旨をご説明したらあっさりと
『では明日あたり来られます?』という願ってもない話になりました。


田舎暮らしをやってみて、そして田舎暮らしに関する本をたくさん読んでみて
分かった事は、


  ● 田舎では人と人とのつながりで物事が進んでいく


という事です。

お金やロジックで物事が進む、多数決で何かが決まる都会とはココが大きく違
うのです。

そういう世界に入って行く場合、決定的に重要なのが、


  ● 紹介者は誰なのか?


という事です。

紹介者なんていなくても、自力で賃貸契約をまとめて田舎に引っ越してくる事
も出来ますよ。でもそれは住居が物理的に移動したというだけで、コミュニテ
ィに迎えられたというわけじゃないんです。

田舎ではそのコミュニティに入るためには相応のしきたりが必要で、そのひと
つが顔役の存在です。


そういう顔役の人が何か口を利いてくれないと物事が前に進まなかったりしま
す(逆に言えば、顔役の人が口を利いてくれるとたいていの事は出来てしまう
という事です)


私が田舎暮らしをやるにあたって、一番心配していたのはどうやってそういう
人を見つけるかで、またそういう人に良くしてもらえるかだったのです。


そのとっかかりが、町の文化センターに立ち寄った事がきっかけで出来てしま
うとは思っていませんでした。このあたり、強烈に何かの力が働いているのを
感じました。


翌日お会いして、その町にある物件をいくつか見せて頂きました。
何件か気になる物件があったので、次回は母親も連れて来る約束をして別れた
のですが、この時になんとなく、この町で暮らすようになる気がしました。


これが3月の下旬で、次は5月のGWに家族で訪問し、またまた色々な物件を見せ
てもらい、結局中古物件、賃貸物件とも話が煮詰まらず、一度は流れそうにな
りました。


実は最初の訪問時に、この建設会社さんが造成した宅地も見せてもらっていた
んですが、さすがに家を一軒最初から建てるというオプションはまじめに検討
しなかったんです。
なんたって土地と上物(建物)をセットにしたらスゴい値段になっちゃいます
から。


ところが都合30件くらいの物件を見てますます強く感じたのは、


  ● 紹介された物件はどれを選んでも相当妥協しなきゃダメだぞ


という事で、それが出来ないポイントがあるから今まで全部話が流れたのです。

それを冷静に振り返ると、最初から建ててしまうという選択肢が強く浮かび上
がってきたのです。

結果としてそうなったのですが、その代わりにこの建設会社さんの社長さん、
ならびに奥様が我々田舎暮らし素人がこの町に溶け込めるようになるための大
変大きな顔役になって下さったのです。

近所の挨拶回りから、畑や田んぼを借りる話、このあたりのしきたりや、ゴミ
出しのルール、近所の美味しい食べ物屋(美味しくない食べ物屋)、病院に買
い物、美味しいパン屋、地域のノウハウはすべて教えて頂きました。ちなみに、
昨冬に我が家の一員になった愛犬もこちらでご紹介頂きました。


旬のタケノコとか鮎も、ご近所と縁故が無い私たちのところには普通は来ませ
んが、こちらの建設会社さん経由で頂けたりするんですね。


田舎に来て良かったなぁと思う事の多くは、こういう人間関係があったればこ
そで、こればっかりは狙って出来るものじゃありませんし、私の努力でどうに
かなるモノでもないんですね。


ですから、誰でも田舎に移住すれば幸せになれるというわけじゃないんです。


実際本屋さんには、田舎に移住したけど定着できずに都会に舞い戻った人の話
がたくさん本になっています。


また、人脈がないところで、人に騙されたり、口約束が反故にされたり(田舎
の人は契約書なんて使いません。ほとんどが口約束です。)なんて話には枚挙
にいとまがありません。


幸いな事に私はそういうイヤな体験って一度も無いんですよ。

ま、町の有力者とも言える人が間に入ってくれていますからね。
しかもそもそも私が住んでいるエリアというのは、人柄が穏やかで、こすいと
ころが無い地域らしいんです。


良く色々な人から、


  ● 知り合いもいないのに良くあんなところに移住したねぇ


と驚かれるのですが、これね、自分の努力だけでどうにかしようと思ったらム
リですよ。
そんな決断なんて出来ません。

昨日ご説明をした、『自分』と『自分以外の全て』という集合で、後者がアシ
ストしてくれるという構図を強く理解し、そうなるための努力をし、その結果、
こういう世界観に身を委ねる事が出来たから、こういう現実が起こったのです。


私は努力は否定しませんし、たぶん一般の人よりも努力を重ねたクチだと思う
んですけど、それでも自分の出来る努力なんてタカが知れていると思いますよ。

死ぬちょっと手前までの努力を何度かやったからこれはよく分かります。


それ以上に、後者の集合からエネルギーをもらえる人間になる方がはるかに楽
ちんで、大きな事が出来ると思うんですよね。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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☆発行責任者:佐藤正遠(さとうしょ~おん)
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