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メールマガジン 第1745号


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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

 ┃サラリーマンで年収1000万円を目指せ  ┃ http://showon-sato.com
                 
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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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◆ 今日の前フリ ◆◇

イヤァ、今さらながらアマゾンってスゴいなぁと思います。

我が家の畑には、大きなゴミ袋に入ったもみ殻が置いてあるんですが、そろそ
ろこれをどうにかしなきゃいけないって話になってきました。

こんなのはテキトーに穴を掘って埋めておけば、知らないうちに肥やしになる
んじゃ無いの?なんてお気楽に考えていたらそうでは無い事が発覚し、大ピン
チです。

もみ殻ってスゴく分解しにくくて、畑にそのまま撒いても半年くらいは何もな
らないらしいんです。しかもこれが分解する時に畑の窒素分を消費しちゃうの
で、肥料どころか撒けば撒くほど畑の地力が落ちるみたいなんです。


それじゃしばらく放っておこうかと思ってたんですが、このゴミ袋に穴が開い
ているらしく、雨水が入って来て、このままだともみ殻が腐ってしまいそうで
す。


宝の山がいきなりお荷物になるってどういう事よと思いつつ、仕方が無いから
ゴミに出すかと思ったところ、思わぬ朗報が。

このもみ殻を炭化させる直前まで熱すると(こういうのを燻炭というらしいで
す)、畑にも田んぼにも完璧な肥料になるらしいという事が農業系の雑誌に書
いてありました。

ところがその燻炭をやるための器具がどこで入手できるか書いていないのです
よ。

近所のホームセンターをいくつか回ってみるも、近似の器具すら見つからず。

困ったなぁと思いつつ、そしてまさかとは思いながらアマゾンで検索すると


トタン もみがら燻炭器(くんたん器)

http://www.amazon.co.jp/dp/B002YW0JKS/ref=nosim/?tag=jiateng4-22


イヤイヤ、ちょっと出来すぎでしょ。(笑)

アマゾンっていつから農家の味方になったわけ?

しかも1870円ってメチャメチャ安いじゃないですか。


って事でこれが昨日届いたのですよ。

どういう準備が必要なのか、じっくりと調べて近日中にやってみたいと思いま
す。

そうこうするウチに、我が家の畑ではなんと23種類もの野菜が栽培されるよう
になっていました。

毎週チョコチョコとやっていたらいつの間にかスゴい事になっていたというの
は、実はこのメールマガジンもそして人生も同じで、こういう法則をフォロー
して生きているだけでどうにかなっちゃうくらい、人生とはチョロいモノなん
ですよねぇ。




☆ 白人が発明したマネジメント手法その2 分業制

昨日は計数管理について解説をしました。


計数管理とは別に、もう一つ彼らが考え出した知恵が、分業制なのです。

分業制とは、仕事を細かく分けて一人に小さな範囲の業務だけを繰り返しやら
せるという事です。


カイコから糸を引っ張り出す人は、1日中そればかりやらせる。
ゴムの木にから樹液を回収する人は、これまた日がなコレばかりやらせる。
サトウキビを収穫する人は、毎日コレばかりやらされるのです。

こうすると、人間というのはその仕事については段々と要領を掴んで、上手く、
そして早く出来るようになるのです。


私も毎日ハンバーガーの肉をひっくり返していたので、今でもお好み焼き屋に
行くとヒーローになれます(笑)

つまり教育をしなくても生産性が上がるわけです。


この『教育をしなくても』というあたりがブラックでしょ(笑)
彼ら白人にとって教育費というのは対象が奴隷や植民地にいる人々じゃないの
です。
彼らに投資する(教育も投資です)つもりなんてサラサラ無いのです。
というか、変な知恵を付けられちゃ困るんですよ。


そう、分業制のもう一つのメリットが、『知恵がつかない』という事なのです。


は?労働者に知恵がついた方が管理者としてはメリットがあるんじゃないの?
と思いましたか?

それは近代の、特に戦後の考え方ですよ。


最初に言ったように、マネジメントとは奴隷や植民地の人々から、最小のイン
プットで最大のアウトプットを搾り上げるかという観点からスタートした学問
なのですから。

インドネシアの原住民が、砂糖の栽培法、精製法、販売の仕方、マーケティン
グや会計の知識なんて身に付けちゃったら、白人としては困るわけですよ。

自分たちの出番が無くなっちゃいますし、如何に自分たちが搾取しているかが
バレちゃって反乱が起こりますから。


だからアジアの植民地(南米もそうですが)では、現地人に高等教育を施さな
かったのです。こういうのを愚民化政策というのですが、これによって戦後ア
ジア各国が独立しても、なかなか経済発展が出来なかったのです。そういう近
代教育をされていない人々が、


  ● 今日から君たちは独立したから勝手に頑張ってね♪


と言われても何も出来ないに決まっているんです。

だって今までやった事があるのは、ゴムの木にキズを付けて樹液を取る事や、
コーヒー豆を収穫する事だけだったんですから、そんな人達に国家財政を任せ
ますって言ってもムリでしょ。


幅広く、全体を見渡せて全体最適化が出来る人間は白人だけで良い、現地人は
チェスのコマのように言われたとおりに動くのが最も良いというのが彼らの思
考で、そういう観点から言えば現地人に知恵を付けさせないというのは彼らに
とっては大事なメリットだったのです。


ですから、会社で毎日毎日単純作業で同じ事だけを繰り返していたとしたら、
それは会社から見たあなたは、奴隷や植民地の民と同じだと考えていると判断
しても良いかも知れません。

もしくは、あなたの能力が低くて新しい仕事をやらせるのに不安があると思っ
ているのかも知れません。


どちらにしろ、分業制の枠に押し込めて、小さな範囲での仕事だけを繰り返す
ようなワークスタイルというのは、かつての奴隷や植民地の人々のそれと大差
が無いと知るべきです。

そして分業制というのはスペシャリストを作ります。

スペシャリストと言えば聞こえは良いですが(正直言えば聞こえが良くなるよ
うな単語を選んだのでしょうが)、要するにひとつの事だけを10年とか20年や
らせる事で、その事に特化したプロを作れるのです。


これはこれで、マネジメントとは関係なく日本社会の特徴でした。

日本の文化が書物に記録されるようになってから、このようなスペシャリスト
が国家の大事な仕事をしてきたのです。それを日本では『職人』と呼ぶのです。


実は私は、日本と他のアジア諸国との大きな違いがこの職人の存在ではないか
と考えています。

日本が明治維新後急激に西欧に追いつけたのは、元々日本に職人という名のス
ペシャリストがいたからじゃないかと思うのです。

そして日本と同じように職人の地位が存在していた中国が、改革開放後急激に
経済成長しているのも根っこでは同じなんじゃないかなぁと思っています。


ところが植民地となったアジア諸国の人々が、なぜ職人化しなかったのでしょ
うか?


そう、そこが西欧の白人が最も狡猾なところなんですよねぇ。
彼らがアジア人にやらせたのは、単純な肉体労働だけだったんです。


ゴムの木にキズを付けるという作業の延長線上に職人化はあり得ません。

日本でこれをやったら、ゴムの木にキズを付けるだけじゃなくて、ゴムの木の
栽培から、ゴム製品の製造、加工までをホリスティック(全体的)にやったで
しょう。
そういう流れになるのなら、職人が出て来てもおかしくありません。

というか、自分たちだけが栄えるのではなく、共存共栄して行こうと思ったら
こういう方向に行くのが最も正しく、リターンが高いのです。


それを彼ら白人は敢然と拒否し、ひたすら愚民化のための小さな枠組み作りに
執着したのです。つまり最初から最後まで、黄色人種を自分たちと同じ人間だ
と思っていなかったのです。

辛うじて同じ人種だとみなしていた、『白人の労働者階級』にはそういう門戸
を開き、彼らが中産階級として国の発展に寄与する事で近代国家が強固に育つ
わけです。


日本が戦後急激な経済発展を遂げる事が出来たのは、(アメリカが安全保障を
担ったという外交的な面を考えず純粋に経済面だけにフォーカスすれば)江戸
以前から職人文化が定着し、分業化による効率化というロジックだけを取り込
めば良い状態になっていたからでは無いでしょうか。


分業化によるスペシャリストの育成、彼らの純化によるイノベーションの加速、
それを西欧流のマネジメント手法で計数管理し、それを品質管理に繋げる事で
世界に冠たる物作りの国に成長したというのが日本をメタレベルで考えた場合
の歴史だと思います。


しかしこの分業制による弊害に21世紀の我々は苦しむ事になるのでしょう。

今問題になっているワーキングプアというのは、まさに分業化による弊害その
ものです。
分業化によって仕事が明確に二極化し、片方の極では如何に賃金の切り下げを
実現できるかが主要なテーマになって来たのです。

ま、これは別のテーマとしてどこかで書こうと思いますが、今回のマネジメン
トというテーマは、これだけを俯瞰して見るだけで近代の歴史が見えてくると
てもエキサイティングなモノでした。

明日は番外編を書いてみようと思います。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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