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メールマガジン 第1724号

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 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師

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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    

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◆ 今日の前フリ ◆◇

週末は大阪でセミナーをやったので、未だに大阪にいます。

という事で課題図書の締め切りになったんですが、まだ内容を確認出来ていま
せん。
帰宅後、一気に読んで優秀賞を決定したいと思います。


今日のTPPネタも相変わらず長いので、前フリは短めにして本文に行きたいと思
います。




☆ TPPを勉強して分かった事 その6


農業と農協についてはここまで調べた時点で、もう良いかなぁという気がして
きました。

利権組織があって、そこに利権落ちてくる構造が確立されていたら、そりゃ白
いモノを黒と言ってでも自分たちの利益を手放すわけがありません。

そして今の日本の諸制度は、そういう人達の利益を極大化するように作られて
いるのです。

こういう構図が確立されてしまったら、どういう事が起こるかというと、


  ■ 現状を壊すモノすべてに対して、『反対~!!』って叫んでいればお
    金が落ちてくる


んだそうです。

自分たちが納得出来るだけの補助金を付けてもらえるまで、いつまででも反対
を叫んでいれば、いつかは満額の保証金をもらえるところで手打ちがされるの
です。

幼稚園児がオモチャ屋の前でダダこねているようですが、これって日本では昔
から伝統的にやられてきたんですよ。


古くは1970年代の日米繊維摩擦。

当時通産大臣だった田中角栄は、日本の対米輸出のすさまじさに音をあげたア
メリカ側の要求を呑んで、自主規制を目論みます。

このままでは日本の繊維業界は大損ですから、そこに大規模な補助金を打った
のです。


機織りの機械1台あたりいくらってお金をばらまいたんですが、これがまたスゴ
くて、もうとっくに廃棄した古い機械に対してさえ補助金が出たそうです。

要するに働かなくても(働かない方が)補助金で儲かってしまうという、今の
減反政策の萌芽がここに生まれたのです。


これ以降、政府は反対の声が上がると税金を使ってお金をばらまいて反対派を
潰しにかかるというやり方をやるようになったんです。


特に農政ではそれが顕著で、何かと言えば金をばらまいて反対派を押さえるよ
うになったんですね。


ま、TPPも同じだと思いますよ。彼らがこれからどの時点で刀を鞘に収めるのか
が見物です。
でもこういうのって新聞でもベタ記事でちょっとしか報道しないんですよね。



もうこれ以上農協についてアレコレ言うのは止めましょう。
なんたって私も移住してきて恩恵にあずかっているんですから。
私の家で加入した火災保険は農協の共済ですよ。
理由は簡単、なんたって、民間に比べて補償額が全然高いんですよ。


統計上は私も、員外利用者もしくは准組合員って事になってるんじゃありませ
んかね(笑)


最後に、TPPの農産物への影響という観点で、私が一番理解出来なかったのは、
反対派の多くの人が言っている、


『TPPによって平成開国をするという論は誤り。すでに日本は多くの農産物、工
業製品に於いて諸外国以上に低関税の国であり、その意味ではすでに開かれた
国である。』


というロジックです。これ、調べてみたら確かに平均関税率は諸外国に比べて
ものすごく低いんですよ。

ですから反対派の書いている本にはいつもここが強調されています。
本だけじゃなくてマンガでも


ゴーマニズム宣言スペシャル 反TPP論 P23

http://www.amazon.co.jp/dp/4344021347/ref=nosim/?tag=jiateng4-22


でも誇らしげによしりんが言っています。
(完全に余談ですが、このマンガは始末に悪いです。ゴー宣は私もたくさん持
っているんですが、これは過去最低の出来で、最後には暴力テロまで礼賛しち
ゃってます。テロを起こしてでもTPPを止めさせろって言ったらこれはもう言論
じゃありません。)


ですから私も、「なんだよ、もうすでにほとんど自由化されてるようなモノじ
ゃん。」って事は、問題になっているのは米だけなんじゃないの?って思った
んです。
それなら、お米という1品目だけネゴれば良いわけで、これならいくらでもネゴ
れるんじゃないのなんて思ったんです。


ところが、調べてみるとこれまたビックリの事実が分かりました。
(反対派の言論って本当に、調べるとすぐに化けの皮が剥がれるから面白いで
す)


確かに平均関税率を見るとその通りなんですが、金額ベースの自由化率を見る
と、工業製品が99.9%とほぼすべてが自由化されているのに、農産物45.1%と半
分以下でなんです。


~~~
トータルでの自由化率は85%(しょ~おん注:これは工業製品と農産物を合算し
た金額ベースでの自由化率です)で、これは米豪FTAに於ける米側99%、豪側99.
9%や、中国、ニュージーランドFTAでの中国側97%、ニュージーランド側100%に
比較すると格段に低いのです。

自由化率1%の違いは品目に換算すると90品目になるので、日本と中国を比較し
ても日本の方が、自由化できない(これからも関税を掛けるぞと言っている)
品目が約1000品目も多いのである。そのほとんどすべてが農産物である。果た
してこれで、『すでに開かれた国』と言えるのだろうか?
~~~

(『TPPで日本は世界一の農業大国になる』P30より抜粋)


やっぱり出ました、お得意の実態が。


TPP反対論者は、『平均関税率は低いんだぞ~』って事は何度でも言うくせに、
自分たちに都合が悪い、金額ベースでの自由化率については口をつぐんでしま
うんですね。


なんだかこの間のカロリーベースの食糧自給率や、食料安全保障論と同じやり
口ですな。


我々は、『何が語られたか』で判断するのではなく、『語られていないのは何
か?そして語られなかった理由はどこにあるのか?』で物事を判断しなきゃな
らないって事ですね。


これだけ同じパターンが続いたら、もう農家や農協の話は良いですよね。

結局これって農協、農家、政治家が相互に絡む巨大な利権構造があって、その
人達は現状のスキームが維持される事で最も利益を得るという事だったのです。


そしてそれが壊されそうになったら大きな声で反対を叫ぶと。

大きな声で叫べば叫ぶほど、新たな補助金が落ちてくるという構図が存在して
いるのです。



ですから、同じ農家でも大規模化を狙っている人や、海外に輸出したい人、そ
もそも保護政策の対象から外れている花卉農家の多くはTPPに賛成なんです。


TPP反対論者の理屈をじっくりと読んでみると、こういう利権集団に不利益にな
る事実やデータには完全に頬被りをしている事がよく分かります。


ここまで書いて、


  ■ 初めはニュートラルな視点で書いていたつもりが、完全にTPP賛成派に
    なっている


事に気付きました(笑)

別に私は賛成派ではないんです。

ハッキリ言ってどっちでも良いんです。
TPP反対って事はどうなるかというと、(農業に関しては)今のままの状態が継
続するという事で、それによって私が直接被害を受ける範囲はとっても小さい
ので(なんたって自分で色々作っていますから)、どうでも良いんです。


初めはニュートラルに読んでいた関連書籍も、さすがに10冊も読んでいると特
色が見えてきます。

TPP反対派が情緒的に反対を訴え、出して来たデータは自分たちに都合の良いモ
ノばかりである状態を見るとどうしても賛成派の方に軍配が上がるんですね。


逆に賛成派のロジックは、反対派の矛盾を上手く衝いていて、


  ● なんだよ、そういう事なら賛成しても問題無いじゃん


と思わせるモノが多かったのです。

誰かロジカルに私を納得させられる反対派の書籍ってご存じないですかね?


そんな反対派の彼らも、農業の事だけを例に挙げて、『TPP反対!』って言って
いるわけじゃありません。


そりゃそうです、だってTPPって農業がらみの話だけじゃありませんから。

しかも農業だけにフォーカスすると、如何にも自分がこの利権集団のスポーク
スマンであるかのように受け取られてしまいますが、そこに他の要素を絡める
事で如何にも幅広い視点からTPP反対を論じているのだというジェスチャーが出
来ますから。


ところがこの人達が最もタチが悪いという事が調べれば調べるほど分かって来
ました。
農家やJA、農水省の人達は自分たちがトクをするかソンをするか、という利害
がハッキリしているから立場的に理解出来るんです。

ところが農業以外の理由で反対を叫ぶ人は一見ニュートラルに見えるから始末
が悪いんですね。


そんな彼らが持ち出すロジックは、


  ▼ これはアメリカの陰謀だ、アメリカの属国になるぞ!

  ▼ TPPに参加するとさらにデフレになる

  ▼ サービスや公共事業も対象になっているので、日本中が混乱する

  ▼ 外国人労働者がたくさん入ってきて仕事がなくなってしまう


というのが典型例なんですけど、これは反論するのもウンザリするような幼稚
な話だったのです。


このあたりをちょっとほじくってみましょうか。


TPPがアメリカの陰謀で、日本をアメリカの属国にしたてるために考え出された
というロジックはほとんどの反対派が使っています。


私は陰謀論って嫌いじゃ無いんですよ。
でも、これが日本対アメリカって話なら、『なんじゃそりゃ?』って思います
よ。


『アメリカの属国になるぞ』という脅しが有効になるためには、前件として


  ■ 現在の日本はアメリカの属国ではない


という事をあらゆる状況証拠を駆使して証明しなきゃいけません。


  ▼ 日本の貿易黒字がジャンジャンアメリカ国債に化けているのも

  ▼ 日本が保有しているはずのゴールドがFRBに保管されてて動かせないの
    も

  ▼ アメリカの戦争のたびに日本が金を巻き上げられるのも

  ▼ 首都圏の空域の多くが米軍に割り当てられているのも

  ▼ 基地協定で米軍の犯罪を日本で裁けないのも

  ▼ 最後はなんでもアメリカの言いなりになってしまうのも


これ全部、状況証拠的に言えば、『日本はアメリカの属国である』って事です
よね?

後述しますが、鳩山、小沢があっという間に政権から落ちたのも、そんなビバ
アメリカ様状態から、ジョンゴー(中国)ワンスイ(万歳)に舵を切ろうとし
て、マスコミ、官僚に抵抗されたからですよ。


日本は戦争に負けて去勢されてから、アメリカというジャイアンに抵抗が出来
ないスネ夫になってしまったのですよ。

ま、当初はのび太だったのが、頑張ってスネ夫になっただけ優秀です。

何年も前から、


  ■ アメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引く


って言われ続けてるじゃないですか。
これってそれだけアメリカの影響力の下にいたって事じゃないんですか。
何を今さらナイーブな(純真無垢で世間知らずなという意味)女子高生みたい
な事を言っているんでしょうか、と思います。


アメリカの属国になるのがイヤだからTPP反対と言うのなら、TPP以外にもアメ
リカの属国である事を推進し、証明するようなあらゆる政策に彼らは反対する
義務があります。


TPPに反対して原発に賛成するのは筋が通りませんよ。

もともと原発なんて、アメリカがドルが欲しくて日本に売りつけたようなモノ
なんですから。

当然、日米安保には反対なんでしょうな。


日本がアメリカの属国になるの反対、って言っておきながら安保を放置するの
は道理が通りませんぜ。

なんたって日米安保が属国化の象徴なんですから。


でもそもそも戦後の日本は日米安保によって豊かになった、という点について
否定できる人はいるんでしょうか?


反TPPのブログエントリーやツイートを書き続けているU田氏などは、東大在学
中に自らが安保反対の学生デモに出ていた事をその著作に何度も書いています
が、その時の自らの行為を今はどう考えているんでしょうか?


  ● あの頃は自分も若かった。今は反省しています。


って言うんなら分かりますよ。

まさか未だに、安保反対を叫びたいんですかね?
安保のおかげで自分はのうのうと平和で、安全で、豊かな国に生きていられる
って事を忘れているんじゃ無いんですかね。


もちろん氏が有名になって、本を毎年たくさん書けて、それで合気道の道場を
作ったり、大学教授を辞めてもお金に困らない生活が出来るのは彼の才能と努
力の賜です。
(私は氏の本を28冊自腹で買って読み、このメールマガジンで何度も紹介した
結果合計100冊以上も販売に協力しているので、彼の能力についてはそれなりの
評価をしています)


でもさ、その前提に日本が豊かで、安定した政治を維持していて、自身も徴兵
されずに好きな事が出来るという状態にある事を忘れちゃいけません。



学生時代のノスタルジーで安保反対→反米→だから反TPPって個人が思うのは構
いませんが、それならば正直に


  ● オレはアメリカが嫌いなんだよ、だからアメリカが絡んでいるTPPも反
    対だ


って言えば良いんですよ。それなら話は分かります。


でも個人の思いと、現実の日本の置かれた立場は全然別です。

日本人以外のどこの国の人が見ても、日本はアメリカの属国なんですよ。


日本が国連の常任理事国に入れないのも、反対している他国は、


  ● 日本が入ってもどうせアメリカの票が1票増えるだけでしょ


って思っているからなんです。


ところが戦後の日本は、その構図の中で生きてきて、国民が豊かになって来た
のです。


それがイヤで、アメリカなんかの属国になりたくないというのなら、TPPだけで
はなくて日米安保破棄を同時に叫ばなければ整合性がとれないんです。


それを言わないのは無責任に、自己の気分の赴くまま便所の落書きを書いてい
る、というレベル認識でモノを書いているだけで、真に警世的になっているわ
けでも、書く事で世の中を変えようと思っているわけでも、本当に今の日本を
憂えているわけでもないと私は感じます。


だからこういう人の言にフラフラとしちゃいけないと思うんです。
無批判、無思考で流れに流されるのではなく、自分で調べて、そして自分の頭
で考えるクセをつけなきゃいけないと思うんです。

私がTPPに関して調べ始めたのも、実はそういう理由からです。


だいたい日本人の大多数は心情的にはムカつきながらも、日本がアメリカの属
国になっている事を、『仕方のない事だ』と思っているんじゃありませんか。
それでも中国の属国になるよりははるかにマシって思っている人がほとんどで
しょう。
(私もそっちの方かも知れませんね)


もう一度言うと、民主党政権が大失敗に終わったのは、とどのつまりパート
ナーとしてアメリカを選ぶか、中国を選ぶかという選択を、国民に問うことな
く、自分たちのイデオロギーをベースに勝手に

  
  ■ これからは中国に切り替えます!


ってやってしまったところにあったんだと思います。

そしてその中国が(アメリカに比べて)全然親日的ではなく、サンフランシス
コ条約ならびに日中国交正常化で決着している日中戦争の事をいつまでも言い
続け、内政干渉とも言える靖国参拝を問題視し続け、そのウラでは金をむしり
取り(まだODAあげてるのか?)、そのくせ自国民には反日教育を続けて、領土
問題では歴史を捏造しているという事が広く日本人の知るところとなり、その
反感が政党に向かったという事なんですよ。


戦後一貫して日本はアメリカの属国である、というのが否定したくても出来な
い事実であり、その延長線上にTPPがあるとしても(つまりアメリカが何らかの
陰謀を企んでいるとしても)、それを否定するにはもっと大きな覚悟が必要だ
ぞという事です。


ですから政治的なイデオロギーでTPPを議論する事そのものが、TPPの本質を歪
めるのです。



話をTPPに戻すと、TPPとデフレを結びつける論には正直ビックリしました。
言論の自由と、明らかなデマの拡散を放置する事は別ですよ。


だって全然関係ないからです。
まだ『風が吹けば桶屋が儲かる』の方が説得力がありますよ。


デフレとは、『消費が少なくなる→物価が下がる→さらに消費が少なくなる→
さらに物価が下がる』という状況をいうのです。

TPPで関税が撤廃され輸入品の関税が下がると消費が少なくなるんでしょうか?

ここでの輸入品ってほとんどが食料品ですよ。


  ■ イヤァ、最近物価が落ちているから、食料品を買い控えているんです
    よ。早くインフレにならないかなぁ。


なんて事が出来る人はどこにいるんでしょうか?

食料品のそれも農産物のような生鮮食料品は、買い溜めも買い控えも出来ない
んです。
毎日少しずつ食べなきゃ生きていけないんですから。

輸入された分を全部食べるわけですから(正確には全部食べられる分量しか輸
入されません)、消費が抑制されて物価が下がるというデフレの定義に当ては
まらないのです。


今まで100円のモノが関税がなくなって80円になった、それはデフレじゃないか
って?


その20円を使わずに預金をするのならそうなりますね。
でも逆に、余った20円で別なモノを買えばトータルでの消費は減っていないわ
けです。


現在のように、ベースアップもなく、定期昇給も凍結されているご時世で、生
活必需品の値段が安くなる事を歓迎する人って多いと思いますよ。


逆の見方をすれば、いま現在、本当は払わなくても良い関税分だけ我々は高い
買い物をしているという事です。その関税は当然税金ですから、ありていに言
えば今の状態は、


  ● 所得税、消費税などの他に、消費者は関税分を負担させられている


って事です。余計な税金を払わされているんです。その分が減った事を喜ばな
い人っているんでしょうか?

TPP反対論者も、


  ● デフレを解消させるためには、税金を安くして消費を活性化させるべ
    きだ


という論に反対する人はいないですよね。だから来年の消費税増税が政治問題
になっているんです。

税金を関税に置き換えたら同じ事は言えないんですか?
関税という名の税金を撤廃する事で消費を活性化させるべきだ、と彼らが言わ
ないのはダブルスタンダードだと思います。


だって、関税も消費税もどちらも税金なんですから。


消費税の増税はデフレの原因になるから、消費税は減税にすべきだ!という論
は先の選挙で多くの識者が言っていました。
民主党が分裂したのも、最後のとどめは消費税増税だったんですよ、覚えてい
ますか。

それだけ国会をあげて、国民をあげて(だから消費税増税を進めた野田政権が
惨敗したのです)、


  ■ 消費税を上げるな!


って言ってたわけで、それならば同じ税金である関税についても、


  ● 関税の取りすぎは止めろ!今すぐ関税を下げろ!


と言わなきゃ平仄が合いません。

論理的に言えば、農産物の関税を下げて消費を促せばデフレ解消になると、消
費税増税反対論者は言わなきゃおかしいのです。


つまり関税撤廃による消費者物価の若干の下落は、デフレの理由にはなり得な
いのです。

よしんばその論理が正しいとするのなら、消費税の税率ダウンもまたデフレの
原因になると言わなきゃいけないのです。



なぜ反対派の人は、


  ■ デフレ(物価の下落)を止めるために消費税をもっと上げろ


って言わないんでしょうかねぇ?(笑)


ロジックで考えると、そう言えなきゃおかしいのです。

それが言えないという事は、自分の言っているロジックに誤謬があるという事
です。



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こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
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