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メールマガジン 第1265号

▼△▼△▼ 成長を目指す、若手サラリーマンの家庭教師 ▼△▼△▼ 

△▼△ 「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 第1265号 ▼△▼

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こんにちは、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。
      
このメールマガジンは、高卒、派遣社員、IT歴ほとんど無しという負け組から、
たったの6年で年収1000万を突破する勝ち組へとキャリアアップした、わたく
し佐藤正遠(さとうしょ~おん)が、その秘訣を余すところ無く伝える、「成
長を目指す若手サラリーマン」のためのメールマガジンです。
    
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さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/  

人生で最も手軽に手に入れられる喜びは読書です。以前配布していた、「良書
リスト」に最新の良書を追加し、合計で130冊となった、「新良書リスト」を
希望者に配布しています。以下サイトからダウンロードして下さい。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/

過去このリストを受け取った方からは、「メチャメチャ面白い本がたくさんあ
りました!」と言うコメントをたくさん頂いているモノですので、是非リクエ
スト下さい。
(リストをご依頼頂いた方には、今後しょ~おんからお得なご案内を差し上げ
る事があります。)
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◆ 今日の前フリ ◆◇

ようやく課題図書のコメントが復活しました。
関係各位にはご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

ただ、新規書き込みには私の方で「承認」をしないと画面に反映されないよう
になっているみたいで、こちらは継続的に調査をしているところです。


さて昨夜はグッスリと寝ていたところ突然の地震で目が覚めてしまいました。

しばらく余震は落ち着いていたんですが、またモゾモゾと復活したような感じ
です。

追い打ちをかけるように今度は集中豪雨・・・

今年はそういう年なんだと諦めるしかないんでしょうかね。



☆ 人間は思い込みで生きている

このタイトル、これだけでクレームが来そうですが、人間とはそういうモノだ
と思うのです。

例えば、ここに中身が見えない紙袋があって、「この中に何が入っている?」
と聞かれたとします。この時点では、中に入っているモノがなんなのかは分か
らないわけです。

つまり、「分からない」というモノが入っているわけですね。

ところが、いざ袋を開けて中を確認したところ、そこにリンゴが入っていたと
します。そうすると、普通の人は、


  ■ な~んだ、リンゴじゃん


と言って分かった気になるんですね。

評論家の故小林秀雄氏は、それに対してこう問いかけています。


  ● それは、「分からない」というモノを、「リンゴ」というモノに名前
    を置き換えただけじゃないのか?


なんだリンゴか、で終わりにしてはいけないんじゃないか?と言っているんで
す。
なんだリンゴだ、で思考停止をしたら、袋に入っていたのは、


  ● あなたの思い込みとしてのリンゴ


になってしまうのです。

それは決して「リンゴの本質」を理解した事とは違うのです。

人によってリンゴとは、


  ▼ 赤い果物で

  ▼ 甘い果物で

  ▼ 秋から冬にかけてスーパーで売っている

  ▼ 比較的安い果物


なんですが、これとは違う認識を持っている人もいるんですよ。

だってこの世には、色が黄色いリンゴだってありますし、紅玉のようにものす
ごく酸っぱいリンゴもあるし、栽培地によっては夏にだって収穫出来るリンゴ
もあるし、千疋屋に行けば目の玉が飛び出るような値段で売っているリンゴだ
ってあるんです。

それらもすべてリンゴなんですが、「あ~、なんだリンゴか」と言った瞬間、
こういうリンゴは頭の中から消え去って、あなたの思い込みによって作られた
リンゴだけが存在する事になるんですね。



小林秀雄は、それじゃ物事の本質は見えないよ、と言っているんです。

あなたの中にある、「思い込みで支配されたモノ」を見ないように、参照しな
いようにして、


  ● リンゴってそもそもどんなモノだっけ?


と問いかけないといけないんだと言うのです。

これはフッサールという哲学者が現象学という思想の中で「判断停止(エポ
ケー)」という概念を使って、ほとんど同様の事を言っているんですがね。


言葉によるラベリングは便利な反面、その人の思い込みが色濃く反映してしま
う、そしてその人の思い込みのレベルによって、赤いモノが黄色くもなったり、
甘いものが酸っぱくもなったりするんです。


  ■ なんだリンゴだったのか、もう分かったよ


と言わず、目にしたモノ、触ったモノ、匂いを嗅いだモノ、耳に聞こえたモノ
をそのまま受け取って、あたかも生まれて初めて体験した時のように、新鮮な
気持ちでそのモノに向き合えるよう、こころを調教する。ありきたりではない
発想とは、そういうところからしか生まれないのだという小林秀雄の言葉(←
決してこういう表現をしたわけじゃありませんよ。私がこのように受け取った
という事です)に感銘を受けたのでご紹介しておきます。


で、これはどこに出ていたのかというと、彼の講演集のCDなんですが、


文学の雑感―講義・質疑応答 (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 1巻)
http://www.amazon.co.jp/dp/4108301323/ref=nosim/?tag=jiateng4-22


信ずることと考えること―講義・質疑応答 (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 2
巻)
http://www.amazon.co.jp/dp/4108301331/ref=nosim/?tag=jiateng4-22


本居宣長―講義・質疑応答 (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 3巻)
http://www.amazon.co.jp/dp/410830134X/ref=nosim/?tag=jiateng4-22


これのどれかだったんですが、ハッキリ言ってどのCDだったのか覚えていない
んですよ。


でもこの人の言葉には、ここ最近のあらゆる批評家のモノとは違う輝きがある
んで、全部買って損はしないです。
あの甲高い声を聞くだけで、脳天がウズウズとして来て、彼の思想がインス
トールされる気がしますよ。

本だと読みにくくて分かりにくいところがあるんですが、講演録は聞いていれ
ば良いんだから話は簡単です。


ちなみに、これって昭和48年頃に収録したモノで、当時の聴衆及び質問者であ
る大学生、若手サラリーマンは、今で言えば団塊の世代の人たちで、彼らのあ
んまり感心しない質問の数々に、若干安堵したりしますよ(笑)




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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、
こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。 
 
ご意見、ご感想は以下メールアドレスにて、大歓迎致します。    


佐藤正遠(さとうしょ~おん)

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