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第7回目(2011年11月)の課題本

 

裸でも生きる──25歳女性起業家の号泣戦記

 

人生に於いて夢を実現するのに才能なんていらないんだ、という事がこの本を読むと分かります。

ひたすら粘りと根性で強引に夢を実現していく彼女を見ると、神様というのは(そういう存在がいるのであれば)こういう人を応援するのだなぁと痛感するはずです。

この驚異の行動力の何分のいちかでもコピー出来れば、あなたの人生が変化する事間違いなしという本書を読んで、人生に奇跡は起こるのだという事を価値観に焼き付けて下さい。

 

【しょ~おんコメント】

今月は過去最多のコメントを頂きました。

その中でどなたに優秀賞を差し上げるか迷ったのですが、「wapooh」さんに差し上げる事にしました。

この方はコメントも素晴らしいのですが、課題図書の読み込みだけではなく、同じ著者の他の本を読んだり、

講演会に行ったり、HPを確認したりととにかく行動量が一番多かったのです。

こういうちょっとした違いが言葉に厚みを加えるんですね。来月もこの調子でコメントを書いて下さい。

 


頂いたコメント】

 

投稿者 hatano 日時

裸でも生きるを読んで

私は海水を真水に変える装置の設計をしております。

取引先はサウジアラビア等、中東のお客様が多く、装置の試運転の為に
これらの国に長期間滞在しました。

これらの国では、清掃や肉体労働と言った仕事は、低賃金で働く発展途上国の
人々を採用しており、本図書の舞台となっているバングラディッシュの労働者も
数多くいました。

しかし、中にはバングラディッシュの方でも現地での大学を卒業し、
テクニシャン(技術者)として現地で採用されている者もおり、
私も本図書の著者と同じように少しでも技術を身に付けて貰おうと徹底的に
技術を教えこみました。しかし、同じ給料で一生懸命働くのは損だという考えの者や
ある程度使えるようになったと思ったらより条件の良い会社に転職する者がいたりと、
日々期待を裏切られ続けられました。

他の国の文化、思想を理解するのは本当に難しい。
現地で工期が迫っているのに、ボックラボックラ(明日、明日)、
本当に明日材料が来るのかという質問にもインシャーラ(神のお気に召すがまま)
と言われ、私は最後までこの文化の溝を埋めることができませんでした。

しかし、本図書を読んで本当にそのテクニシャンの事を真剣に考え
最善の方法で接していたか?また、それをお腹が痛くなり、吐き気がし
脳みそがちぎれる位考えて行動したか?と言うことを改めて自分に問いかける
機会をいただきました。

出来ないではなく出来るようにするにはどうすれば良いか?

シンプルですがとっても大切な事を本書では教えられました。

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投稿者 yokoyayayuki 日時

11月の課題図書を読んで

本書を5日で読み切りました。最初の三晩は夜中に魘されました。
そしてのこりの二晩はなんだかぐっすり眠れました。
そして6日目の朝は、怒りで一杯でした。
平易な表現にもかかわらず、作者の生霊が憑依したような感覚でした。

自分、そして多くの日本人が他人に流されて生きているのに、
やれ「つまらない」、やれ「やってられない」と愚痴っています。

その愚かさに気づくために、彼女の壮絶な体験記を拝借せざるを得なかったのが
本当に情けなかったです。そして猛烈に頭にきました。

大小人生への言い訳をする気持ちが全く起きなくなりました。
本書に出会えて本当に良かったです。

ありがとうございました。

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投稿者 mmnn 日時

とにかく、著者の行動力には感服でした。
夢、いや、というよりも使命、宿命のように私は感じますが、
この夢を著者は実現し続けていくのです。
そして、行動力の裏にある著者の強い意志、心構えに私はもっと注目しました。

通常、会社を興したり、海外で事業を進めるのであれば、
事前準備を周到にしてから進めますよね。しかし、著者の場合、行動力が
勝って、準備だなんだというものは二の次なのです。絶対やり遂げる
という意志の強さは、人並み外れており、この心構えが物事を進めているように
感じました。当然、神様も応援して、奇跡のような出来事をおこしてバックアップしたのでしょう。
大学入学、アメリカ留学、バングラディッシュでバックを作る、
これらは、夢を軸にした強い意志、心構えがあるからこそ、行動を起こせたのでしょう。
そして、当然降りかかる様々な問題点や災難を乗り越えられるのも、この強い意志
心構えがあったからだと思います。

逆に夢を実現するには、強い意志と心構えが必要で、これがなければ夢は実現しない
のだと思います。どんな逆境にあっても、くじけないで乗り越える行動力は、
強い意志と心構えがなければ起こせないでしょう。著者の経験を読めば、よく分かります。

ただし、強い意志と心構えを持ち続けるには、自分に自信を持たないといけません。
自分を信じてやらないといけません。著者は、「絶対自分にはできる」という信念が
あったのでしょう。高校の柔道部時代にこの信念を持ち続けたので、これが自己への
自信になり、バングラディッシュでの事業成功に結び付いたのだと思います。

最後に私が感心したのは、バングラディッシュの工場でのパスポート盗難事件の件です。

著者は、単なる夢追い人ではありませんでした。情に流されることなく、だからと
いって夢に背くようなことはせず、夢とビジネスを両立させる立派な経営者となりました。
盗難のあった工場との取引をやめる決断は、著者にとって苦渋の選択だったと思います。
著者は情に流されることなく、ビジネスの厳しさを悟ったうえで、次の取引先を
開拓していきます。このころには、著者の行動力はそのままですが、夢、使命感、宿命
といった意志、心構えだけでなく、経営の知恵まで加わってきたように思います。
人間ってここまで成長できるんですよね。

私などが偉そうに言えることではありませんが、著者は若くして立派な経営者に
なられたと思います。入谷でお店を構えることになったあたりでは、著者の人柄(情)、夢、
経営センス全てが調和された結果のようで面白かったです。

私も自分の夢を実現すべく、強い意志と心構えをもってこれから望みたいと思います。

夢を実現するためには、強い意志と心構えが必要で、その強い意志と心構えを持ち続けるには
自己への信頼と自信が必要です。一朝一夕に鍛えることはできないでしょうが、
強い意志と心構え→少し夢に近づく→自己への信頼と自信→もっと強い意志と心構え→
もう少し夢に近づく→・・・

このような流れで私は自分の夢を実現していきます。

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投稿者 mkn 日時

これだけ七転八起を地で行く若い女性がいるんだということに衝撃を受け、勇気が湧き上がるような思いがしました。
通常、人が行動を起こさず諦める言い訳として、「学歴がない」「スキルがない」「経験がない」「知識がない」「周りが反対する」などなどありますが、彼女 がブルドーザーのような勢いでそれらを突破していく様子に目が回るようでした。彼女が岐路に立つ度に、「そっちを選ぶの?!!」と驚嘆せずにはいられませ んでした。柔道にしても勉強にしても仕事にしても、血反吐を吐くほどのめり込んだあと、ぱっと手放すことの出来る潔さに、自分が手放すまいとしがみついて いる事の貧乏臭さが恥ずかしくなりました。
周囲の人から見ると、アドバイスに耳を貸さず、理不尽で頑固な人に映るかもしれませんが、彼女が一番従順に耳を傾けるのは自分自身の感じる違和感、ひらめ き、直感です。パスポート盗難事件の後に否応なしに湧いてきた疑念に曖昧に蓋をせず、それまで培ってきた工場の技術力と信頼関係をまたぱっと手放して一か ら出直すことを選びます。そして裏切られても裏切られても、彼女はバングラデシュは手放しません。これもまた彼女の直感がそうさせるのでしょう。そして、 今のマザーハウスのホームページを見て、その洗練された美しい商品や店舗の写真を見て、ここまでくるまでどんな苦労を乗り越えて来られたのだろう、と涙が 出ました。

今の日本では蛇口をひねれば水が出る。世界には、水を汲みに川まで往復するだけで一日が終わる人たちもいる中で、なんと他の事に使える時間が溢れているこ とか。しかしその日本人に生まれたメリットというのを活かさず、諦め、退屈し、周りへの不満を漏らし、ウダウダと無為に暮らしている者の何と多いことか (自分を含め)。彼女は日本人に生まれた事の使命、自分がすべきこと、という事に対するクリアな答えはおそらく持たないものの、常にそれを意識して生きて いるのだと思いました。

「一から出直す」ということを選ぶ勇気、諦めなければ必ず道は開けてくるということ、「自分を信じる」ということに、折角この世に生を受けたのだから低空 飛行している場合じゃないぞとパワーが漲る思いです。素晴らしい本に巡りあわせて頂き、どうもありがとうございました。

 

投稿者 akiko3 日時

「裸でも生きる」を読んで

一気に読んだ。気がつけば明け方だった。次の日は、寝不足でしんどかった。でも、著者の人生が、常にフル回転&寝不足の日々だったことを思うと、改めてすごいなーと感じた。
彼女の“これぞ!”と決めた目標に対する根性は、幼い頃からの体験の積み重ねで、“なせば成る”の思いがあるからだ。男子に混じっての柔道でさえも負けると、努力が足りないと負けず嫌い魂で奮起する。
彼女のすごさは、孤独な中で続ける根性だ。心も体もボロボロでも、努力が足りないと一人黙々と自主トレを増やす。一勝も出来ない中、辛い練習を休みなく続 ける彼女の支えは、自分で書いた「目指せ 日本一」。「絶対にあきらめない。絶対にあきらめない。あきらめたらそこで何もかも終ってしまうから」彼女が自 分に言い聞かせていた言葉が彼女を支えた。辛い辛い日々の結果、自分で納得の行く結果を得て、彼女はまた“なせば成る”の思いを強く自分の中に刻む。

受験勉強も孤独。無事大学に奇跡的に入学してからも、自分に足りない語学力をつける為、留学し、寝ずに猛勉強。(倒れて日本に送り返されるが…)もう、正 直、読んでいる方が疲れる…親御さんの思いはいかほどか…本人がいいと思ってつっぱしっているから、止めようがない。ただ、見守るしかない。じっと見守っ た親御さんもすごいなーとしみじみ。
不思議なことに、彼女は目標からそれそうになっても、必ず元に戻る。常に彼女は、なすべき課題を見つけ(与えられ?)、それにがむしゃらに取り組む。損得 勘定なく、自分に挑戦し、自分で評価する。頑張る基準が半端じゃないから、何に対しても、以前頑張った以上の努力をするからちゃんと結果がでる。すべて無 駄はないというが、本当に彼女の人生で経験したことが確実に積み重なって彼女を成長させている。すごい。

さらに、文化、社会も違う異国で、その貧困をなんとかしたいという思いでバングラディシュに飛ぶ。すんごい。やっぱりすごいとしか思えない。私は、 1990年代にネパール、インドに初めて行った時、“ここはどこ?私はだれ?”を体感したことを思い出した。同じ時代とは思えなくて、ただただ呆然とその 現実を見るしかなかった。路上で暮らすあどけない幼児。道端で枯れ木のような腕を力なく天に伸ばして物乞いする老婆。日本での夢だとか、キャリアとか、一 体なんなのだろう。生まれてから死に向かって一日一日を暮らす。生きるって何?団体旅行で、現地ガイドさんがいて、それでもインドの空港に夜中に着いた 時、周りの暗がりの中、ぎょろっとした現地の人々の目、目、その目力に不安になった。夜中なのに、子供達がどこからともなく現れ、スーツケースを運ぼうと 寄ってきたり、嗚呼、日本のなまちょろな生活の中でのんきに生きている私は、ここでは絶対生きていけないと実感した。こういう現実もあることを知って、日 本に帰って自分のできる変化をすればいいと言われた。自分のできる範囲で自分の生活を変えただけの私と比べ、なんとかしようと思い続け、人生を捧げている 彼女。その心の広さ、強さにただただ感嘆する。びびりながら、人に裏切られながら、泣きながら、悩みながらも夢を追いかけ続けた。そんな彼女をより強くし たのが、現地の一人ひとりの“必死に生きる強さ”だ。現地の生活に入り込んだからこそ見えた現地の人達の強さ、くじけそうになりながらも、その強さに助け られている。

成功するしかないような努力をしたから、成功は当然と言えるかもしれないが、彼女の奮闘の日々は、むしろ不可能の中でもがいていたような感じだ。どうして 不可能の中にあって、可能という可能性を掴みとれたのか?それは、彼女が常に“一歩”を踏み出したからだ。できるかどうかわからないけど、やってみたい! という強い思いからの一歩があったからだ。
自分の人生に対し、常に現状より一段階上の目標を抱き、一歩を踏み出し、努力する。そういう姿勢を忘れないようにしたい。“一歩”が大切ということをしっかり心に刻んでくれた良書でした。ありがとうございました。

 

投稿者 nakajirou 日時

以前読んだ本でもあったのですが今回を機会に読み返してみました。前回読んだ際は、「思い立ったらすぐ行動する」筆者の考え、行動力を凄いと思うだけだったのですが、自分には決して真似できない、違う人種の人間だとだけ思っていました。

今回読み直して感じましたのは、バングラデッシュのような汚職や裏切りが日常化している国でも、ビジネスを行う上で信頼すべき人が見つかればビジネスはうまくいくのだなという点です。

全体で9章の本書において8章までは裏切りだの、汚職だのひどい話ばかりだったのですが、最後の9章でやっと事業をスタート地点に載せることができたの は、信頼すべき職人を見つけたことによるものです。陳腐な言い方にはなりますが「ビジネスは人」との法則は、バングラデッシュでも通じた事になります。

バングラデッシュは最悪の国だから、バングラデッシュに住んでいる人も良くないだと思いがちです。しかし、そんな最悪な国でも探せば有志の人はいるのだと言う事を作者が悲惨な実体験を通じて、我々に教えていただいていることは実にありがたいことだと思います。

仕事(ビジネス)を行うには、信頼すべき人を見つけ、その人との関係を維持することが最重要課題だなと改めて感じさせられました。今後より人との関係、信頼性を構築することをよる重視して参ります。

 

投稿者 hira1223 日時

著者の行動力のすごさが良くわかる一冊でした。

成功者の多くは、負けず嫌いな人が多いように思う。
負けたくないから、がんばった結果成功しているのだと。

成功してから注目されるから、それまでの苦労などはあまりしられることはないが
成功者の多くは、この著者のように大変な苦労をされているんだろうと思う。

最近、
「成功するためにはどうすればいいのか?何をすればいいのか?」
そんな言葉を聞いたり、自分でも思ったりしますが。
そんな疑問をもった人たちが読むことで、
一つの解決策が導き出されるのではないかと思います。

他にも、著者についてや国際問題、人を信じる事についてなど、たくさんのことを
考えさせてくれる本でした。

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投稿者 TBJ 日時

「裸でも生きる」を読んで

この本は本当に学ぶべきことが非常に多い本でした。何かを成し遂げる人が具体的にどのように考え、どのような行動されたのかを知ることが出来ました。
読んでみて率直に感じたことは、人には出来ないことはないのだということと、私はここまで出来る
のかなぁと思ったことです。
弱気になっていても仕方がないので、今後、自分の夢を成し遂げるために必要なものは何かについて
考えてみました。

一つは「感情」です。
山口さんは非常に感情的な方だと思います。一つ一つの物事に対して自分の感情と正面から向き合い、それに対して素直に対処する。負けたくない、勝ちたい、合格したい、自分はこれがやりたい、という様々な感情に素直です。
周りに何と言われようと、自分の判断が苦しい道に向かおうと、自分の感情に嘘をつかない。
なかなか出来ないことだと思いました。
私はこれまでを振り返って後悔が多い。それは感情に逆らって行動した結果だと思います。
もしこれからも感情に逆らって生きるとしたら、人生を振り返ったとき、あの時こうしていればよかったと後悔することが増えるだけだと思いました。

次は「信念」です。
大人になると周りの常識というものに左右され、自分の行動を制限してしまいがちです。それを突き
破るためには「信念」を持たなければならないと感じました。
人は易きに流れてしまいます。何かを成し遂げるのに簡単に出来ることはありません。努力も必要で
すし、場合によっては生活のいろいろな面で制限を加えたり、変える必要が出てきます。
それをやらなかったときの言い訳にしてきた自分がいますし、成し遂げるほどの強い信念すら持ち合
わせていませんでした。しかし、今自分の使命を見つけ、それに向けて行動を始めました。
何があろうとも、成し遂げるまでは「信念」に逆らわない行動を取ると決め、紙に書いて毎日それを
見て意識するようにします。

そして最後に何よりも必要なことは「努力」です。
努力というよりも、目的に向かって「妥協しない行動」と言った方がぴったりくるかもしれません。
目的・目標に向けて自分がやると決めた行動は、妥協せずに必ずやり遂げる。
何度失敗しても成功するまで諦めない。
今出来ないことでも日々努力することで成長し、2年後には出来るようになっているかもしれない。
今は一人でも、努力し続けていれば自分の進もうとしている道に賛同してくれる人が現れるかもしれない。

そう思って自分を信じ、自分を裏切らず努力を続けることが、今は奇跡にしか見えない夢を実現する唯一の方法なのだと思います。

今日より明日、明日より明後日、少しずつ前に進む自分を確認しながら、夢を成し遂げるまで諦めず
に行動し続けようと思います。

 

medal1-icon.gif投稿者 wapooh 日時

『裸でも生きる』を読んで
良書リストをダウンロードしてまもなくの頃、本書を読みました。
著者の山口さんはTVや雑誌でよく取り上げられていた時期がありましたが、私はそのとき関心をもたなかったので、『認識のない世界は見えない』という通り、お顔と本の表紙の映像が印象に残っただけでした。ただ、とても気にはなっていたので早めに読むことにしました。
本書を読み、心が熱くなるのを感じました。著者の熱い思いが読み手に伝わり、一つ一つの展開に一緒に苦しんだり心を痛めたりワクワクしたり、凝り固まった心がほぐされた感じでした。
読書によるリハビリの始まりでした。

山口さんは、自らの原体験を元に、人との出会いから得た情報(可能性)に対して、普通の人なら諦めたり、挑戦しないところをあえて道をみつけ、超人的な努 力の積み重ねで可能にしてしまいます。その努力は消して一本道ではなく、トライ&エラーもあるものの、経験としてステップバイステップで乗り越えることに よって消化しているように見えます。
読了後、心は熱くなったものの、遠巻きに彼女の物語を読んでいるだけの自分がいました。
それは、セミナーを聞いて盛り上がっても、数週間で元に戻る人と同じモードだったと思います。

今回、本書が課題本に選ばれて、しょうおん先生の選書の言葉に「この驚異の行動力の何分の一かでもコピー出来れば、あなたの人生が変化すること間違いな し」と書かれており、『この本を読んで私も、と腰を上げることが出来るの!』と思っても見なかったところを付かれて胸に響きました。
そこで、本書を再読するとともに、『串刺し読書法』と紹介された方法で、
続編の「裸でも生きる2」とこれまでを振り返ったエッセー「自分思考」の二冊も合わせて読みました。
また、「マザーハウス」のHPをみて商品やいくつかの記事にも目を通してみました。

再読して思うことは、彼女自身も書いているのですが、セミナーに出なくても、本を読まなくても、
実際の経験から自分を磨くことは出来る(人によっては)のだということです。
残念ながら私はそうではなかったのですが。。
本書の中の彼女の行動は、多くの先生が教えてくれる行動指針そのものです。
・夢を書き出す・すぐに行動する・自分で責任を追う・夢は自分の幸せのためだけではなく他人の幸せのために・どんな人からも学ぶ・仲間と共同で仕事をする ためには自分の思想を説明し共有すること、議論が出来ること・家族への感謝と安心の場所をもつ・決して諦めないこと・・・

けれども、行動だけでは続かないことは自分自身が実証済みです。
彼女にはまだ他に大切なポイントがあるはずだと思いながら、読みました。
彼女を動かしているベースとなるところは彼女のブレない信念なのだと思います。
それは、2冊の帯に書かれている文章にキーワードがあるように思えました。
-「裸でも生きる」とは-
他人にどう言われようが、他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になっても自分が信じた道を歩く。それがバングラディシュのみんなが教えてくれたことに対する私なりの答えだった。
・・・
彼女の信じた道から、「信じるもの」と「進む道」この2つの言葉が残りました。

◆「山口さんの信じるもの」、私がとても抽象的な言葉でしか捕らえられていないのですが、
3冊の著書やHPの社是や彼女のスピーチから受け取れる言葉。
『全ての人には可能性がある』ということ。
◆彼女の『進む道』=人生は、「その人の可能性を発揮するチャンスに恵まれる環境を作り、希望という光を灯す」という役割を果たすこと。
山口さんは、常に、自分に対するのと同じように他のどんな国の人に対しても可能性を信じることが出来、自分を信じるように他の人を信じようとしています。
バングラディシュのような催涙スプレーや防犯ブザーを詰めて出かける国で、テロや洪水で大変な目にあう国の中にあっても、やろうとする目標のために出会っ た人々と交渉し、たとえ裏切られても否定されても、ぎりぎりまで信じようとしています。最後に、彼女が決断するとき=裸になってやり直すときは、自分の信 じるものが守れないと判断したとき、その時まで信じきろうとします。
その姿勢を見て、彼女を本当に応援してくれる仲間が現れるのだと思います。
私はまだ自分を信じ切れていないような気がします。
おそらく、何かをやり切れた経験を実感していないのだと思います。
私の信じるものは何なのか。ずっと走り続けられるために必要な原点。
事を成し遂げた先に、やりたい行動は見えているのですが。。それは単に目標でしかありません。
山口さんのお話を読んで力強く信じきれるものを探したいと思います。
これまでの人生で応援してくれる人は何回も出会えたと思い、有難い事だと思います。
自分の思いが強くなればもう少し成長したレベルで出来るものと思います。


さて、『道』という言葉については、先月の課題本を思い出します。
『道とはプロセス、過程のことである」日本の道は、・・・完成するものではなく、死ぬまで続けてこそ道の意味がある。』先月の本の中に会った一文です。
「自分思考」で山口さんが書いているのですが、『夢だった銀座にお店を構えた。そして私は思った。「夢は雲だった」って。つかんだら消えていく。そして、 また空を見たら新しい雲が浮かんでいた。ただ、夢を追う。そのプロセスが素敵なんじゃないか』と。なんとなく、通じるところを感じ印象に残りました。
また、「裸でも生きる2」で印象に残った言葉、『もし、(ネパールのビジネスを軌道に乗せるのに)3年かかるとすると、私が死ぬまでに何カ国出来るんだろう。あと30年働くとして、10カ国だ。想像していた以上に小さな数に自分で驚いてしまう』
彼女の雲は限りがありません。道に限りがないように。
とても強引なのですが、先月日本人であるよさに『人を信じられること』『人生を道と捉え、どこまでも磨き続けられる精神性』という2点もと感じていました ので、彼女の生き方はそこに通じるようで、マザーハウスが出来たのは日本人である山口さんだからこそ、と繋げたくなりました。

最後に、マザーハウスのHPを見て2点感じたことがあります。
一点は製品について。まだお店に行き商品を手にしていないので、結論は出せませんが、HPを見る限りとても素敵なmadeinバングラディシュのバックで す。素材感、デザイン、機能、全てにおいて私自身が他の鞄専門店に求めるものをマザーハウスの製品も備えている気がしますし、価格帯もそれらの店と同等な のですが、納得して支払うと思います。
この価値観は、今までのグローバルビジネス(格安衣料品など)やフェアトレードにはない感覚であった気がしました。山口さんの全ての人に同等のチャンスを見出す姿勢があるからこそなのではないかと思いました。
もう一点は、スピーチをする山口さんの笑顔です。スピーチの間中彼女は笑顔を絶やしませんでした。
わずか小学一年生のときに壮絶ないじめを受けてその後も夢に挑戦する中で、負けなかった彼女の思いの強さ。または何人からも学ぶからこそ必ず現れる応援 者。彼女を信じる家族の存在も大きいかもしれませんが、彼女が夢を果たしてきた中にはきっとこのとても素敵な笑顔にひきつけられた人もおいだろうと思いま した。とても印象に残り、私も笑顔を忘れず今をこれからを信じきって、今自分のキャリアについては達成したい一つの事柄について、紙に書きつつ思いを明ら かにした上で、やり切ろうと思います。
仕事に関しては、経営者の山口さんの思いを読む中で、同じ理念を持って働ける社員の重要性を感じました。私は、社員です。
これまで自分の会社の理念など重要視しなかったのですが、今までの独りよがりの傾向を変えて、どんな思いで製品を売っているのかに目を向け、それに沿う方向での研究方針が立てられるのか上司と相談して
組み立てたいと思います。

この本の感想文を書き始めて2週間が経ちます。思いとは逆に文章がまったくまとめられず、途中まで書いた原稿が何枚もあります。こんなにも書けないとは思いませんでした。
このコーナーをいい機会に練習させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

投稿者 koro 日時

読んでいて胸が熱くなる本でした。
幾日か前のメルマガにもあったように、
確かにコメントが書きやすい本だと思います(笑)

学生時代の話を読み、
著者の環境に流されない心の強さと潔さを感じました。

アジア最貧国発のビジネスを生み出すという事。
この本を読むまで、
バングラデシュに対する自分のイメージは
・国旗が日の丸に似ている
・ベンガルトラが生息
・海面上昇による水没
程度しかなく、アジア最貧国ということを初めて知りました。

信頼できる人材は少なく、
日本では有り得ないような事も起こる。

パスポートが盗まれたり、
久しぶりに出勤した工場が
もぬけの殻になっていたシーンを読んで、
「貧しい」とはどういう事なのかを
改めて理解することができました。

サブタイトルにもあるように、
本当に著者の涙する場面が多い。
でも、その悔しさや悲しさからくる涙が
やはり人を大きく成長させるんだろうと思いました。
と、同時に、
ここ数年、悔し涙を流すような出来事が起こらない生活を
送っている自分に危機感を感じてしまいます。

海外と繋がりのある仕事をやりたいと
考えている自分にとって、とても為になる良書でした。

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投稿者 takizawametal 日時

『裸でも生きる』を読了して

「やってみてから考えよう」

自分の働く会社で、毎週月曜日の朝礼で、皆で唱和する言葉です。
この本を読んでいる最中から、この言葉が何回も思い出されました。

行動する前から、自分のちっぽけな常識に囚われ
「これは無理だよ」
と行動しない言い訳をしてしまいがちな自分は
この言葉がギラギラと照りつける夏の太陽のように、疎ましく感じられ
唱和しながらいつも責められている感じがしました。

著者の山口さんの行動力は、このギラギラしたものを
当たり前の追い風(しかも微風)としか思わせないような
圧倒的なものを感じさせます。

泣きながらでも、眠らなくても、色々なことを掛け持ちしながらでも
行動して、次々と現れる困難をねじふせてしまう突破力。
けしてうまい文体とは思えませんでしたが、うまくないからこそ
伝わってくる臨場感。事が起こった瞬間、同時に何個も
湧き出てくる感情のほとばしりが、皮膚感覚として伝わってきました。

この本をたまたまザッピングしていて観てしまったテレビの
ドキュメンタリーのように、その場の「面白かった!」
で終わらせない事が、本当の感想文を書いたことなのかな?
と、思いました。
本当に何十分の一かでも、行動したいと思います。
「やってみてから」考えられるように。
この言葉に、せめて後ろめたさを感じないように。

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投稿者 tadanobuueno 日時

山口さんの一生懸命さにつられ一緒に喜怒哀楽しながら本を読みました。
この本を受けて自分で改めて意識したことは1点、自分のありたい姿を強く想うこと。

佐藤先生のメールマガをみて少しずつ変わってきてはいますが、やはり習慣化がなかなか出来ない状況にいます。山口さんの世界とは次元が落ちますが、自分か らの甘言になかなか勝てていないのが現状です。本の中ででてきたようかなりの逆境・苦境を山口さんが乗り越えてきたのは、自分の夢、こうありたいと強く思 う、その想いをもっているからなんだ、自分自身にはまだありたい姿がしっかり持てていないことを改めて感じた。

本の中で、とにかく走ってみよう・走っていた、そんな描写が多かった。
山口さん自身指摘されているように、もっと順序だてて、全体をみて計画的にやれることもあったのかもしれないが、ありたい姿(目標)さえはっきりしていれ ば、それに対してやらなければいけないことも具体的にすることができ、実現までの道のりの精神的な支えにもなる、一番なければいけない点なんだと感じた。

自分のありたい姿を強く想い、それに従ってまずは行動すること。努力で大抵のことはクリアできるし結果は後からついてくる。難しく考えずに、シンプルに考え、行動すればいいんだと強く思えるようになった。

9月の原田先生、今回の山口さんの本を読んで、ありたい姿を強く想うことの大切さ、一生懸命生きることの大切さを強く感じました。少しずつだが、自分もこうしたことを日々の生活に取り入れ、成長していこうと思います。今後ともよろしくお願いします。

以上

 

投稿者 nobu 日時

高校生だった、私は、或るアイデアから学生を中心とした店を開くことを思い立つ。
資金も何もなかったが、たまたま、友人の親が貸しビル業を営んでおり、ビルの店舗の一階に
その友人が共同経営の形をとってくれることになった。
高校卒業を機に、大学に入ったばかりの私は、彼に
「そろそろ始めよう」
と持ちかけた。が、友人から帰って来た言葉は、予想とは違う。
「何の話だっけ?」
「一緒にやろうと約束したはずでは…」
「悪りいな、忘れてたよ」
その一言で終わってしまったように感じた。
まだ、チャンスはあったのに…
2年後に、同じアイデアを持った男が、TVにも出演するようになっていた。

私は、ある技術職に就きたいと思い、専門学校に通う決意をした。親は反対だったので、費用を
稼ぐ為に、大学の授業をさぼりながらバイトに明け暮れた。やっと、学費が溜まったころ、目標
としていた専門学校は、この世から消えていた…。
学校が無くなったからといっても、可能性が無くなった訳ではない。通わずとも仕事の中で学べば
良い。運よく、関連する仕事につくことができ、関係者からも話を聞くことができた。が、当時、
22才の私に、
「これから始めるには、遅い」
とアドバイスをくださった人の言葉が胸に突き刺さった。最低限専門学校で学べる知識を持ち合わ
せていなかった。が、諦める事はできず、知人の紹介で、現場を経験できるチャンスをもらえた。
当日、紹介された人は、現れなかった。現場の人間に状況を説明したが、そんな人は知らないと
言われた。当日、その人は、急用ができ遅れて来たために、状況が伝わっていなかった。

今まで生きてきた中で、チャンスの神様は、何度も現れていた。が、その前髪をつかもうとした
瞬間に、するりとすり抜けていく。そんな感覚を覚える。
「何故いつも…」
と嘆いた時代もあった。

しかし…本当は、自分に欠けていたものは何だったのか…
失敗を恐れていたこと
知人に振り回され、自身から行動しなかったこと
自身を納得させる為に、理由付けして諦めたこと
自分を信じきれなかったこと
信じ切れる仲間も、信じてくれる仲間も作れなかったこと
本当の意味で、チャンスの前髪を掴める状況になかったのか
這いずりまわりながら、それを現実にしようとしたことがあったろうか。

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断片的でなく、ストーリとして降り注ぎ、チャンスを実現化化できなかった
「理由」
が、明白となる。
30年近い時間が、2時間の間に見すかれた気分であったが、悪い気分ではない。

 

投稿者 minoru 日時

二年くらい前に出会ったこの本を久しぶりに読み返しました。

何回読んでも「人間はこんなにもすごい行動力を秘めているんだ。。。」と感動してしまいます。

自分がやりたい事をやる。覚悟を決めたら、あきらめずにやる!そんな山口さんの気迫・執念が文章からひしひしと伝わってきました。

考えてから行動するのではなく、まず行動してみる。動きながら考える。
人間は、先に考えてしまうと見込みのある簡単なものばかり追いかけてしまう気がします。失敗が怖いから、多くの人がローリスク・ローリターンの選択肢に流される。私もそんな一人。たまには、感情の赴くままに行動してみてみるのもよいかもしれない。そんな気分になれました。

自分のやりたいことは自分の中に隠されているのかもしれない。山口さんは華やかな仕事携われていたにも関わらず、自分の気持ちに耳を傾けバングラデッシュ へと人生の梶をとる。自分のやりたいことは少しずつ修正していきながら見つけていけばよい。そのためには、とにかく行動して一歩ずつ進んでいくしかない。

体当たりする気持ちで、一歩一歩踏み出していきたいと思いました。

 

投稿者 whockey51 日時

ただやみくもに行動をしているわけではなく、
彼女が持っている世界観に基づいて行動をし
ていっているのが手にとるようにわかる。

「貧困をなくしたい、世界平和をなしとげたい」
と、口にする人は数いれど、それをどうその人たちの
幸福と結びつけていくのかが大切なこととなる。

行動することで、世界が変わっていくのではなく、
そこにある在り方が見えてくるのではないかと
私はそう考えます。

昨日までと同じ景色が今日も違うように見えることが
行動していくことの本質な様な気がします。

彼女から学ぶべきものは、その行動力ではなくて、

ただ生きるために生きていた。

そんなバングラディッシュの人を姿を毎日見ていたら、
自分に問いかけているような気がした。そして、
自分自身が信じる道を生きることだった。

とあるが、そこに気づけるかどうかではないだろうか。

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投稿者 mayumayu 日時

裸でも生きる』を読んで

「生きる」ということは、こういうことを言うんだろうなあと思いました。

本を手に取ったときの感想は、キレイな人だなと思いました。
書店に積んであったのは『自分思考』の本。
『裸でも生きる』は本棚に1冊だけあったのを覚えています。

言葉にすると、「生きる」て簡単ですよね。
でもこの言葉に含まれてる意味はとても深いなと思います。


小学校で壮絶なイジメにあい、中学校で非行に走り、
高校で柔道部、偏差値40の高校から慶応大学へ。
この文章を見ただけでも凄いなと思います。
でも、山口さんは、その時その時、自分が出来る最大のことをして、
落ち込んだり、泣いたり、怒ったり、躓いたり、笑ったりしながら、
今を生きられているんだなと思います。

バングラディッシュでも裏切られても裏切られても、立ち上がっていく姿は、
どこにそんなエネルギーがと思いますが、山口さんにはそれさえも必要だったのでは
ないかと思えてきます。
思い出したのが、昔読んだ本で、旅をしている少年が、最初は何度も何度も裏切られ、
その内、裏切られなくなるんですが、その件を思い出しました。
幼い頃の記憶で、うろ覚えなので定かではないのですが、
旅の途中で老婆に「裏切られるのはお前が悪い」ということを云われるんですが、
今になって、その意味が分かったような気がします。

その一瞬一瞬を常に考え、自問自答して、そして自分がその時出来ることを
ただひたすらやり遂げて次に進んでいく姿が美しいんだなと思います。
ご本人にはお会いしたことはありませんが、
「生きる力」に溢れた山口さんはとても綺麗な方なんだろうなと思いました。

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投稿者 tokudaisan 日時

「裸でも生きる」を読んで

思考を180度転換させられた。ただでさえ努力が足りないと思っていたが、それでも今まで「何とかなる」と言い聞かせてきた、そんな自分がいかに甘く、怠惰で、情けなく思えた。何とかなるわけないじゃないか、と。

学生時代は普通に過ごし、自己アピールも特に考えたことがなかった時点で、著者には足元にも及ばなかったのかもしれない。

また、一流の大学に受かり、内定も決まっていたのにもかかわらず、バングラデシュという最貧で危険な国に行くという決断は、今の自分にはできない。

この決断は、「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」という明日を生きるために今を生きるバングラデシュの人々からの メッセージが著者を動かした。しかしながら、著者の『ビジネスをすることにより発展途上国に貢献したい。』という強い決意が無いと実現しなかったと思う。

現在、自分には上記のような夢がない。しかしながら、この本に出会えたことで、諦めては決して夢は叶わないという当たり前ではあるが簡単ではないことを学 んだ。自分は小さくても構わないので、著者のように決して諦めることのないような夢を持つことから始めたいと思う。