人生とはおカネを使うこと。

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ~おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から8年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/

バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/

成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

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こちらは私の日常をツイートしています。

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こちらはメールマガジンの過去ログを要約したモノを定時配信しています。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日は市役所から私の脳みそを沸騰させるレターが来たので、それをブログにまとめてみ
ました。

役所ってどうしてこうなんだろうか?パート2
http://showon-sato.com/blog/1790

で、その前に待ちに待った落花生を収穫したんですよ。そうしたらなんと、収量は去年の
1/3・・・おい、どういうことだ?あれだけスクスクと育っていたのに、引っ繰り返して
みたらほんのちょびっとしか実を付けていません。

もしかしてこれってF1種で採れたタネというか豆を播いたからでしょうか?

ご存じない方のために、F1種とはホームセンターで売っているタネのことで、これは1世
代交配というタネで、異なる親を交配させることで、次に生まれた子(第一世代の種)が親
とは異なる新たな形質を持つ種子です。

引用はここから。

http://gfp-japan.com/column2c

これにより、このタネから育ったタネを播いても期待通りの実が付かないように操作され
ているんですね。これに対して代々同じ遺伝子が受け継がれていくタネを固定種と云うそ
うです。このF1種のメリットは同じ時期に実を付けたり、形が同じ実を付けやすいという
ことで、大規模農業に適しているんです。が、問題は毎年タネを買わなきゃならないって
ことです。

今年の夏の終わりに、F1種から採れたニンジンのタネを播いたんですけど、こちらはそれ
なりに育っているんですよね。

F1種であっても、何度もそこからタネを採っていると次第に固定種になるみたいなので、
今年の微々たる落花生の一部は来年の春に播いてみようと思っています。

ちなみに、読者さんから2年前にソラマメのタネというか実を頂いたんですが、これは固
定種になっていて、去年、今年と素晴らしい実を付けてくれ、そこからまた実を取ってお
いたので、来年もまた播いてみる予定です。やっぱりタネを買うよりは、毎年使い回せる
方がオトクですからねぇ。

本日の4コママンガへのリンク
http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2016/11/2618_1201.jpg

☆ 使ったおカネで人生が見える

一人の人生はマクロ目線で言えば、誰しも2億から3億円というレンジで収まるんです。ど
ういうことかというと、サラリーマンの生涯給与の総額が2億から3億円なんです。(個人
的には3億というのはかなり高いと思いますけど。地方だとここから2割くらい引いた感じ
ですかね)

どこの会社で、どんな仕事を、どういう立場でやっているか、という話になると千差万別
で、道が毛細血管のように細くなってしまうんですけど、「稼いだおカネの多寡」という
切り口で言えば、サラリーマンのほとんどは2億から3億というレンジに収斂するんですね。
で、生きるとはどういうことかというと、こうやって稼いだおカネを使うということに他
なりません。簡単に言えば、

  ● おカネを稼いで、それを使うのが人生

なんですね。だから死ぬ時にはちょっとした遺産(しかもそれは現金じゃなくて不動産だ
ったりするんですけど)だけを残して、稼いだおカネはほぼ全部使ってあの世に逝くんで
す。

つまり、経済とは人口問題に他ならないんです。オギャーと赤ちゃんが一人生まれたら、
その子が男の子ならば生涯で2億円という経済を創造し、これを消費する人生になるんで
すね。女性だと人にも依りますからなんとも言えませんが、それでも1億円近くは創造し、
消費するんでしょう。(専業主婦なら消費の方が大きいかも知れません)

ってことはマクロにいうと、これからの日本は人口減社会になるので、間違いなくGDPは
減少の一途を辿ることになるのは決定しているということです。

この仕組みが分かると、人生とはどの領域に、どれだけのおカネを使ったのかを検証した
らその人の個性が見えてしまうということに気付きますよね。みなさん稼ぐのは同じよう
なレンジ、でも使うところは人によって完全にバラバラ。つまり、あなたという人間を知
りたければ、今までどこにいくら使ってきたのかを知れば良いんです。

これに気付いたのはサラリーマン時代で、取り引きのあった同業他社の人と仲良くなった
んですけど、ここの社員がおカネの使い方が猛烈に個性的だったんです。ある人は堅実一
本。少ない給料なのに、目の玉が飛び出るような生命保険に入っているんです。は?だっ
てまだ独身でしょ?なのにその掛け金ってどういうこと?って言いたくなるくらい。

別なある人は給料のほとんどを夜の遊びに使っちゃうんです。給料日前は3食カップ麺に
なろうが意に介さず、おカネが残っている間は毎晩どこかに飲みに行く、踊りに行く、風
俗に行く、そういう生活が板に付いているんですね。

さらに別な人は、ITオタク道まっしぐら。給料のほとんどがIT機器に投じられ、PCと携帯
電話は常に最新スペックでなきゃイヤという人でした。

もうひとりの人は今度は車オタクで、給料のほとんどが車関係で消えちゃうという生活で
した。ところがブログもSNSも無い当時、自前のウェブサイトを持っていてそこでその車
のパーツやら整備方法やら、グッズの紹介やらをしていてなんと累計100万PVに育ってた
りしてたんですね。10数年前でこれですから、上手くマネタイズをしたら相当なお小遣い
を稼げたと思うんですよね。

前回中庸の話をしたんですけど、ここの社員は誰一人として中庸に走らず、極端、偏りを
徹底して楽しむ、そこから何かを得られるまで突き進む、そういう生き方だったんです。
これが見ていて惚れ惚れする潔さで、ついみなさんに、

  ● そんな生活をしていて将来が不安にならないの?

って訊いちゃったんですけど、偏っているウチはそれが分かるわけないんです。それでも
安全地帯から一歩も出ない人よりは楽しい人生だと思いますよ。

自分の人生を振り返って、どこにいくら使ったのか、そこに際だった特徴はなかったのか
を振り返ると、自分でも気付いていなかった生き方の偏り具合が分かってくると思うんで
すよね。中庸の道は、偏りを認識しなきゃ始まらないんですから、経済面からこれを確認
してみたら楽しい思い出が出てくるんじゃありませんかね。

私の場合にはだいたい10年タームで使い途が変化して行くということが分かって、ちょう
どいま新しい領域に飛び込みつつあるのだなという認識が出来ました。

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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ~おん)
株式会社メディウム・コエリ

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